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散步香港079 < 油麻地 / Woosung Street 吳松街 >
吳松街を歩いていて思わぬ発見。あれ、龜苓膏の恭和堂ってここだったのかって。
昔々まだ旅行で来ていた頃、STB Hostel 學聯旅社のスタッフだった Kenny に人生初のハトの丸焼きを食べに連れていってもらい、香港人は脂っぽいハトを食べた後は必ず龜苓膏を食べるものなんだよと人生初龜苓膏を食べに連れてきてもらったのがここだった。
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忘れもしない。龜苓膏って何?と聞いたら、この大きな鍋に亀が入っているのを見せられてウゲーって思ったのを。
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カメのエキスで中和するんだよと説明してもらったことも忘れない。
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当時は衝撃だった。まだまだ香港の食というものが日本で浸透していない時代だったから。ハトを食うだと!?カメもエキスとはいえ食い物にしてしまうだと!?カルチャー・ショックを受けたあの日のこと、忘れない。
その時に教えてもらったのが「氹氹轉」という広東語だったことも忘れない。まだ広東語も大して出来なかった頃だった。この店の前にあった雨上がりの水たまりの周りを歩いた時に「タムタムジューン!」と Kenny が叫んだ。音の可愛さにやられてずっとずっと心に残っていた。なぜか初恋のような甘酸っぱい記憶。