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散步香港042 <灣仔 / Hong Kee 興記>

iPhoneが突然お釈迦になったせいで撮り溜めてたお散歩写真がどっさり無くなって落ち込んでたわけですが、今回の写真がなかなかに受けているので散步香港として記事にしてみる。

【2024年3月16日】
何か日用品が欲しいとなった時にここなら必ずあると思って飛び込む灣仔道興記。

いつものごとく入ったわけです。

ここは店構えが面白くて、奥が両方に広がっている。

なんとなくいつもの調子でずんずん奥へ行ってみる。でもなんかちょっと変な感じが。

え?
空が見えてるよ?

以前は屋根あったのに、左も

右も屋根が無くなって露天商状態になってる。なんだこれ。面白すぎる。

しかし客は誰一人そんなことも気にせず普段通り物色中。

一応ビニルシート掛けてはあるものの、雨降ったらどうするのだろう?

しかもビニルシートの外側には裏階段があってハッキリ言って入りたい放題だよ?盗難大丈夫か?

店の外、いや、一応店内だけど露天状態。もうカオスすぎて笑える。

この店はもともと想像の斜め上をいく超おもろい店なので今回の「突然天井無くなった事件」もさもありなんではある。

ちなみにこれは以前 Twitter にポストした「店の陳列棚で昼メシを食う従業員」。このおじさんは外賣の飯盒一つだけど、おばさん従業員は自分で夕べのご飯を詰めた弁当箱にプラス湯(スープ)も持ってきて、この棚に二つ並べて食べるという強者ぶり。客が傍に来ようと、従業員本人からしたらメシの時間は休憩時間なので自分の食事が優先、客が商品を見やすいようにのいたり立ち上がったりなどしない。

特別安いわけではないけれど、品揃えが豊富なので、石水渠街の安い雑貨屋やDAISOで見つからなければここに来ることにしている。

【2024年4月】
そしていよいよ雨季に入ってしまい雨降りが続く4月も末のこと。屋根はまだできていない。しかし、縞々のビニルシートは「一応」「前よりはマシに」張られている。

と思ったが、こちら側の奥は手薄ではある。プラスティック系の物ばかりなので、少々濡れても傷まないからか?このテキトーさが香港らしくて良い。

こうなったら、屋根がきちんとできるまでちょくちょく観察に来るしかないな。

【2024年5月12日】
ということでちょくちょく観察していたところ、天井が復活していた。天井が無くなる以前がどんな姿だったかは覚えていない。だって、突然天井が無くなるなんて想像だにしていなかったからいちいち見上げなかったもん。

まあこれでとりあえずは雨が降っても床がびちゃびちゃにならずに済むわね。

「店の陳列棚で昼メシを食う従業員」女性編。この店では男女関係なく皆この位置で食事をすることになっているようである。

これはマジでジェンダー・フリー。

【2024年11月11日】
そしてまた久々に行ってみた。この店、来るたびに我々を誘う迷宮化が進んでいる。謎すぎる。

入り口から入って奥の二手に分かれている道を右に更に進むと探検審をくすぐる通路があった。一人でぐんぐん行く勇気が出なかったので、写真だけ。

そして反対側に行ってみると

さらに探検隊を引き込むアマゾンの奥地並みの光が。

ここを抜けていく勇気が出ず撤退。

今度こそは更に奥地へ踏み込んでみたい。

< 興記>  灣仔道71號。

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