散歩香港113 ＜ 尖沙咀 / Signal Hill Garden 訊號山花園 Minden Avenue 棉登徑 Minden Row 緬甸臺 ＞

散歩香港112 ＜ 尖沙咀 / Chung King Mansion's Back Alley 重慶大廈後巷 ＞で最後に紹介した裏通りを抜けて出て来たら緬甸臺のここに出てきた。

奥に見えている青いシートのビルは先だって燃えた元・海員之家を取り壊して建築中のビル。

そしてその足元は訊號山花園。ここは『死亡遊戯』で Billy Lo がに自分が生きていることを知らせる為に恋人の Ann を呼び出したロケ地（多分間違いない）。しかし、新しいビルの建築とそれにかかる改築でロケ地は消滅。

せっかく来たし、目の前に坂道があるので、坂道を上って（下って）みないと気に掛かり過ぎる性分なので公園を散策することにする。

とりあえずグランドのような場所に出た。

その先は坂道ではなく階段なのだけれど、ここまで来たら上に何があるのか見届けないわけにはいかない。

大柄な人同士がガッチャンコしたらすり抜けられないぐらい細い階段。私が上がろうと思ったら、女性二人が下りてきていたところだった。無理やりすり抜けるのもなんだし、二人が下りきるのを待ってあげた。その後、上の方を散策し終わって私が下りてきた際に男性が一人上がってこようとしていたけれど、すり抜けると身体接触が起きそうだからか、私が下りるまで待っていてくれた。

階段途中から見下ろすとよくわかるが、ほぼ真ん丸。なぜこんな形のグラウンドなのだろうか。謎。

更に上がある。雰囲気良さげな塔が見える。尖沙咀碼頭の鐘樓に似ている。確認しに行くしかないよね。ということで階段の上りきる。

とても素敵な塔じゃないの。こういうの大好き。

塔の横には休憩所が広がる。

広場の端のベンチからは海が見える。

尖沙咀海傍の端っこや尖東が見える。

ベンチ横の階段から下の小さな広場に降りられる。

小さな広場から先ほどの塔が見える。

先ほどの上階休憩所に戻ってきて再度愛おしい塔を愛でる。

この塔はなんと訊號塔なのだそう。なるほど、だから訊號山花園なのね。歴史の重みを感じる。

上階休憩所の端にあるこのステップは何だろう。砲台ではなさげだし。これも謎。

とても良い声で私を歓迎してくれた鳥。結構私の上を飛びまくってくれた。尾っぽが白いのが特徴かな。

花は紫なのに、実になると黄色くなるのね。面白い。

さっき上ってきたのとは反対側の階段を下りる。

下階グラウンドと上階休憩所の中腹にある事務所らしき建物。

レンガの白い塗り壁と木の柱のコンビネーションが良い。

訊號山花園を出る。英語名は両方とも「Minden」なのに広東語で表記すると「棉登」と「緬甸」と字も発音も違うことになる不思議な場所。

それにしてもこの辺りは今や日本食街なのか、というほど日本食屋が多い。住民はインド系、パキスタン系がメインなのにね。

そこから抜けて河内道へ来てみた。30年前からある三角形の安全地帯はまだ健在でホッとした。実はこの安全地帯で撮られた日本のAVビデオがあるのだよ。とあるAVビデオを観ていて突然ここが現れた時にはビックリしたね。私がなぜAVビデオを観ていたのかは内緒。というより自分でも覚えていない。ただ、この三角形の安全地帯で事をいたしていたのを観たのを覚えている。

堪富利士道の途中の横道で見つけた wall painting。可愛い。こういうタッチ好きだな。

しばらく香港を離れている間にすっかり変貌していた場所。数年前に帰ってきた時にはこんなところに道無かったよね！？なんだこれ！？と驚いた。今だに見慣れない。安い服屋が延々と続いていた加連威老道も姿かたちが変わってしまった。私の知っている尖沙咀はもう無い。