散步香港135 < 灣仔 / Nam Koo Terrace 南古臺 >
以前 Ship Street 船街を歩いていた時に見つけた Ship Street Garden 船街花園から見えた廃屋は Nam Koo Terrace 南古臺というお屋敷だった。
まずは2024年4月、船街花園がまだ正式オープンにはなっていない時の散步香港058 < 灣仔 / Ship Street Garden 船街花園 >の記事に「実はこの廃屋、ここの工事が本格的になる前に横っちょの階段を上がって観に行ったことがある。どうやらこの廃屋はそのまま残すようなので、工事が終わって再度横っちょの階段を使えるようになったら、また観に行ってみようと思う。」と書いたのだった。
【2024年11月10日】
船街花園で本でも読もうとやって来た。そういえば良い感じの廃屋があったんだったと思い、脇の階段を上ってみることに。
この Nam Koo Terrace 南古臺、当然お金持ちのお屋敷だったわけだが、日本軍占領下の時期には慰安婦を監禁していた場所であったそうな。後に誰も住まなくなり荒れ果ててからは、いわゆる「鬼屋=幽霊屋敷」として名高い場所だったらしい。
1970年代から合和實業がこの一帯の開発を始め、ここへきてやっと合和中心II期の開発に着手したことで、この南古臺も再開発と相成った模様。
歴史を感じさせる赤レンガが本当に美しい。
屋内も壁もしっかり修繕していくようだけれど、よくあるリノベーションではなく、これをこのまま残した修繕にしてほしいものだな。
扉もとても美しい。修繕後の一般公開が待ち遠しい。
この手摺りも修復したら美しくなるんだろうな。
この壁の下の方でおじさんが壁に向かって接写していたので私も下りて見てみると
ボロボロになった「南古臺」門牌があった。
Wiki に載っている写真よりかなり朽ちているので、これも良い感じに修復してほしい。
家から近いので、ちょくちょく様子を見に行ってみよう。公開はいつになるのかな。本当に待ち遠しい。