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『飯戲攻心2 Table For 6 2』

先の『飯戲攻心 Table For 6』がなかなかに面白かったので、この作品も面白くないわけがない。完全に賀歲片な陣容でどこまで笑わせてくれるのかと期待して臨んだ。

観客も賀歲片だからと安心してか「あら、そういうこと?」「これはxxxなのよ!」と喋る喋る。そしてドッカンドッカン大笑いする。いや、典型的な賀歲片じゃん。楽しいじゃん。

と思っていたら後半は泣かせる泣かせる。賀歲片なんだから最初から最後まで笑いだけでも良かったんだよ?と思いつつ、この人がこう来てあの人はこう出るのだろうと予測できるのに泣く。泣かされる。

ポスターさえ前もって観ずに臨んだので、役者が出てくる度に「おっと、この人か!」「この役にこの人使うか!」と楽しくはあった。それより何より途中で黃子華が出演していないことに気付いて驚いた。子華神無しでよくぞここまで作り上げたと。

個人的には先の『飯戲攻心 Table For 6』で初めて陳湛文を知った。その後、観る作品観る作品に出ていて、しかも全く違ったカラーのキャラクターをそれぞれ見事に演じているのに驚いたと共に、新しい世代の実力派がしっかりと育ってきている香港映画界を頼もしく思う。香港映画は今、新しい方向で新しい才能がどんどん開花している。香港映画は死んだなんて言ったのは誰だ。完全に間違っているぞ、君。

あとはやはり謝君豪のはっちゃけぶりが楽しい。演じることを余裕でエンジョイしているのが見えた。

そしてコスチュームが全部良かった。阿Deeのコスチュームがちょっとうるさかったけれど、他は全部良かった。私も着てみたいものがたくさんあった。さすが張蚊。

なかなか面白かった。高先電影院にて鑑賞。★★★★

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