散步香港135 < 油麻地 / 夜 廣東道 >
夜になると、数少なく残っている燈火(ネオン)や窓からの光に照らされた招牌が美しい。
廣東道と言いながら、新填地街でちょっと面白い招牌を見つけたのでこれもアップしておく。
そして廣東道の終わりにある油蔴地警署。「油麻地」が元は確かに「油蔴地」だったことが残る数少ない歴史の証言者。
灰藍色とでもいえば良いのだろうか、この微妙な色が素敵。
大陸人観光客女子6人が陣取っていた。一人が写真を撮り終わって画像をチェックしている間に滑り込んで上の写真を撮った。すると、後ろに立っていた一人が「あんたたち、撮り終わった?」と声を掛けた。あれ?6人で一組じゃなかったのか。どうやら4人+2人の二組だったらしい。「まだー」と答える一組目。私はどうやら横入りしたらしい。ごめんね。とはいえ、明らかに待っている人がいるのに急ぐことも悪びれた様子もなく、人数少ない相手にお先にどうぞもなく、延々場所を占領するのはどうかと思うのは日本人的な感覚なのだろう。
鬧鬼と言われてもおかしくなさそうな外観。
やはり古い建物の窓や鐵閘は本当に可愛い。新しい建物だってこういう愛すべきデザインを使えばいいのに。
雨に濡れそぼる廣東道と燈火(ネオン)ではないけれどフォントが美しい招牌。それにプラスして「ここは廣東道だぞ」と主張する後付け招牌が面白い。
「SOS」かと思ったら「SO3」なのか。
そしてここにも「ここは廣東道だぞ」と主張する燈火(ネオン)。しかも右から。尖沙咀とはまったく別物の廣東道。