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散歩香港121 < 西九龍 / ART021@PHILLIPS >

この art festival は、前記事の藝穗會とこちらの PHILLIPS(M+の斜め向かいの建物) の2つの会場に分けて開催。一日かけて全部回ったので後半の記事を。

同僚たちはこの Free Champagne 目当てだったので PHILLIPS で皆と合流。私は醸造酒が体質的に苦手なのでソフト・ドリンクで。

入り口の作品。実物はかなり大きいので感じなかったけれど、こうやって写真に撮って全体像を見てみるとちょっと怖い。

『一台宗師』な感じの白黒写真。こういう雰囲気大好きだけど、どうやってもライトや人物が映り込むのが辛い。

その場で商談するタイプの展覧会だったらしく、作品の傍には作者が必ずいる。

これ、色使いや雰囲気からして好みなんだけれど、それより何より驚いたのがこの手法。

近付いて良く見ると、新聞や雑誌を敷いてあって

それを柄として使っている。アイデアが素晴らしい。

これは私の大好きな大谷美術館の『ボローニャ絵本原画展』な雰囲気の絵。絵本に使いそうな可愛い絵。画集があったら欲しかったな。

少しクローズアップしてみる。色の使い方や載せ方、線の使い方が百点満点。

あとは気に入った作品を載せていく。

こういった白黒のシンプルだけれど立体感のある絵も好き。

とてもシンプルな線の使い方と色のコントラストが素敵。


こんなオッサンが近所にいたら楽しいだろうな。

こういうのも絵本原画展チックで好き。

これはブランドもの(らしき)バッグの売り場(が突然現れたのよ)に掛けてあった絵。こういう幾何学的な絵も好き。

これはもう言わずと知れた草間彌生。

なんだか美味しそうな色使い。

one line drawing みたいなこの作品も好き。Graphic and Visual Design の授業で one line drawing やらされたので、なんだかちょっと思い入れが出て来てしまう。

これは声を上げてしまった。不意打ちを喰らった。香港だから展示できるのか、否、香港での展示は非常に危険ではないだろうか。

『Eraser Head』を思い出してしまった。かなり怖かったんだよ、あの映画。

これはちょっと『Elephant Man』を思い起こさせる。

こういう抽象的なアートも好き。

これ、どこからどう撮っても映り込みを外せなくて悔しかった。ガラス外して欲しかったな。

下駄かと思ったら違った。

『時計仕掛けのオレンジ』を思い起こしてしまった。

これはちょっと竹中直人画伯のタッチに似てる。

ちょっと怖いんだけど力があって惹かれてしまった。

これを真ん前から延々とじっと眺めている人がいた。

これ、写真じゃないよ。絵だよ。シャツの質感がここまで出せるって凄い。

この3枚の絵で『過時過節』を思い起こした。と、一緒に回っていた同僚に言ってみたら、なぜか突然大陸のお金持ちそうなおばさんに「これってAI使ってるわよね?ね?」と声を掛けられ、「確かにそうも見えますが、説明にはAIを使ったとは書いていないので、使っていないのでしょう」と返したら、何を気に入ってくれたのか、その後ずっと私の後ろに付いて来て、ちょっとビビった。

これはもう良すぎて泣ける。

この作品だけを観ても

最初は気付かなかったのだけれど

これを観て「あー、そういうこと」と思った。

外はまだまだ工事中。どんな施設ができるのかな。しかし、この辺りまだまだアクセスが悪すぎる。そのうち地下鉄延ばすのかな。

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