散歩香港109 < 中環 / Central Market 中環街市 the good the bad & the creative 雅俗共想(2.中環街市店)>
「散歩香港108 < 深水埗 / Yu Chau Street 汝州街 Wong Chuk Street 黃竹街 the good the bad & the creative 雅俗共想(1) >」で紹介した雅俗共想の反応が良かったので中環街市の店舗を偵察に行ってきた。
もちろんお目当ては雅俗共想だったのだけれど、中環街市回顧展という展示をやっていたので当然覗いてみたわけで。
大陸人青年二人が、自分の親や祖父母の時代にも移動した親戚がいたのかして、いろいろ話ながら結構ちゃんと見ていたのが印象的だった。
展示規模自体はとても小さくて大したものではないのだけれど、面白いブースがあった。当時の中環街市の魚屋を復元した魚屋。元の写真はモノクロだけれど、AIで着色してある。後ろの看板の写真を撮ってくるのを忘れたのだけれど、そのあたりのことが解説されている。
このサイネージの中の兄ちゃん、「埋嚟睇埋嚟揀」の掛け声が下手すぎて「客呼ぶ気あるんか?」となるへなちょこっぷりなのだけれど、実は後でエエ仕事しますねん、これが。
魚の種類も数も結構揃えてあるし、矽膠の氷もがっつり使ってあって、それなりにカネ掛かってる感じ。
なかなか精巧なのよこれが。
とはいえ、お目目入れるの忘れてたりするのはいつものご愛敬。香港らしくてよろし。
ここにはもう少しデコレーション欲しかったところ。
で、さっきのサイネージの兄ちゃんが突然一緒にセルフィを撮ってくれるのよ。「じゃあ写真撮るよー」とサイネージにいきなり兄ちゃんと自分が映って何が何だか状況が呑み込めていないまま写真を撮られてしまった。
そしてQRコードが大写しになり、「この写真が欲しければ、このQRコードを読み込んでね」の声が流れる。もちろん大慌てでスキャナーを出して読み取ったわけよ。「手快有手慢冇」ってやつだわね。
それにしてもこの技術と企画、凄くないすか?この段階にくるまでの兄ちゃんは背景無しでド素人丸出しの喋りなのに、「じゃあ、写真を撮ろう」ってなったらサイネージにこの画面出てくるのよ。こういうアイデア、流石香港人。敬服する。
この場所、裏に回り込んだところにあるせいか、人通りがほとんど無くて、私一人でしばらく魚屋を見学し、この写真を撮る間も誰も来なかったの。ところが、私が魚屋を出たらすぐに一人入ってきた人がいた。その人も写真を撮り終えてQRコードを読み取るべくスキャナーを必死で出そうとしていたのだけれど、間に合わなくてQRコードが闇に吸い込まれてしまっていた。もう一度トライしたのかどうかまでは見届けていない。
実は私、先ほどの何が何だかわからぬままに撮られた写真ではちょっとね、と思い、サイネージ兄ちゃんのお話をひとしきり聞いてから、ちゃんとしたセルフィに再挑戦。手慢ではない証拠に2枚とも載せておく。
ということで、皆さんお待ちかねの雅俗共想・中環街市店。3ブース分ほどある。
広い方のブースは懷舊香港がテーマな感じ。この写真では小さすぎて見えないけれど、テーブル上の左側にある古いガラスのコップがとても可愛い。
『九龍城寨之圍城』で皆さんの心をくすぐったメガネ・チョコもあるよ。これを付けて洛軍が出てきた瞬間、映画館大爆笑だった。このチョコ、惠康より安いかも?
この店は龍哥推しか?というほど、あちこちに龍哥がいる。多分、こちらの店舗に寄賣している人が龍哥コレクターなのだろうなと。
このカラフルな扇風機、ちょっと欲しい。
小さい方のブースは皆さんお待ちかねの電影系・歌星系。
電影迷やら歌星迷の皆さん、本気で掘り出し物探すつもりあるなら時間に余裕持ってきた方がよさげっすよー。