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「差」1年•浅野健太


みなさん初めまして。
私立青稜高校から来ました、法学部法律学科1年の浅野健太です。

この度、初めて部員ブログを書かせて頂けることになりました。 拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると幸いです。


まず、なぜ上智大学体育会サッカー部に入ろうと思ったのか?

理由は主に2つあります。

1つ目は、高校時代の後悔です。

自分の出身高校は強豪校ではなく、至って普通の私立高校です。

入学後、5月にサッカー部に入部し、受験の為3年生が全員早期引退した6月から、スタメンとして出場機会を得ることができました。 

部の目標は都大会出場。

1つ上の代は夏秋春いずれも都大会まであと一歩で敗退し、迎えた最高学年。

夏の選手権予選は、またしてもブロック決勝で敗退。

そして秋の新人戦を迎えました。
格上との3回戦で、前後半1−1で決着付かず、PK戦に突入。

そこで自分は5人目のキッカーを志願し、蹴ることになりました。

志願していなかったら、今、自分はこのブログを執筆していなかったかもしれません。

もう勘づいた方もいらっしゃるでしょう。


PKを外してしまいました。

ここで試合終了。


今までのサッカー人生で本当に様々なことを経験してきましたが、 これほどまでに悔しくて、一生忘れられない試合は、現時点では他にありません。

1年次からほとんど全試合スタメンで出場させてもらい、同期の誰よりも出場時間は多かったと思います。期待して頂き、人一倍経験させて頂きました。それに対する感謝の念を結果という形で表し、チームを牽引すべきだと考えていました。

しかし、真逆の結果に終わりました。

更にラストチャンスと捉えていた春の大会は新型コロナウイルスの影響で中止に。

そのまま引退となりました。

後悔を残したまま現役を引退できない、してたまるかと思いサッカーを続ける方法を模索していたところ、「上智大学体育会サッカー部」を知り、魅力的な組織だと思い、入部意志を持つようになりました。そして受験で上智大学を志望するようになりました。



2つ目は、これまでのチームメイトの存在にあります。

自分は中学生時代は兵庫県姫路市に住んでおり、市選抜のコーチの勧めもあり、エストレラ姫路FC U-15のセレクションを受け、合格を頂き、入団することになりました。

チームとしては中学3年次には選手権で県大会を突破し関西大会に出場しましたが、個人的には怪我を繰り返し、復帰後も身体は思い通りに動きませんでした。試行錯誤を繰り返し、チームには迷惑をかけ、苦しい思いをしていました。サッカーを辞めることすらも考えました。

そんな中、中学3年の夏、神奈川県への引っ越しが決まり、引退前最後の大会を目前に退団することになりました。

そこでのチームメイトの多くが、エストレラ姫路FC U-18へと昇格し、彼らが最高学年となり迎えたクラブユース選手権では、全国大会へ出場しました。

1回戦はジェフユナイテッド千葉U-18との対戦となり、その中継を自分は予備校の飲食スペースからYouTubeで観戦していました。

PK戦で16−17と大熱戦の末、敗れはしたものの、彼らは全国の舞台でJ下部組織相手に対等に渡り合い、必死に戦っていました。

そんな彼らを見て、

かつて同じチームでサッカーをしていた仲間が全国の舞台で戦っている中、自分は今何をしているのか?

という思いがずっと頭の中を駆け巡りました。


自分は3年間都大会にも行けず、最後のチャンスでPKを外す大失態。

彼らとの間に「途方もない差」を感じた瞬間でした。


また、自分がサッカーを始めた大阪東淀川FCでのチームメイトにも同じことが言えます。

そこで一緒にサッカーしていた仲間の中には、後の高校時代で選手権決勝の舞台に立った選手、府大会決勝で決勝ゴールを挙げた選手を始め、多くの選手が強豪校でサッカーをしていました。

選手権決勝でテレビ中継に映る元チームメイトを観た時は、もちろん応援する気持ちが1番ですが、やはり複雑な気持ちになりました。

元々の素質、能力は彼らの方が上だったのかも知れませんが、同じチームだったからこそ思うところがあり、他人事としては捉えられないところがあります。

だからこそこの「差」を少しでも埋めたいと思いました。

この「差」を完全に埋めるのはラスト4年間では厳しいと思います。

ですが、諦めて「差」が広がるのをただ見つめたくありませんでした。

だからこそ、上智大学体育会サッカー部でサッカーがしたかった。

これが2つ目の理由です。




続いて、上智大学体育会サッカー部で何がしたいか、どのような選手になりたいかについてです。


まず前者は、「上智大学体育会サッカー部の2部優勝、そして1部で戦えるチームに。」というチーム目標に貢献することです。

幸運なことに現在、Aチームでプレーさせていただいています。

高校時代に、練習試合でも対戦することのなかった強豪校出身の方々と同じ練習をこなし、同じチームでサッカーが出来るこの環境に心から感謝しています。

日々の練習から学ぶことが本当に多く、1つ1つが大切な経験となっています。


「都リーグのメンバー、スタメンに入り勝利や昇格に貢献したい」

心から強くそう思っています。


ですが、今の自分にはまだまだ多くの課題があります。

必ず結果を出し、恩返しをしたいです。

そのためにこれからも日々の練習に全力で取り組みます。



次に後者ですが、「万能型な選手」になることです。

より詳しく言えば、「複数ポジションを同水準でハイレベルにこなせる選手」になることです。

現在Aチームでは主に3つのポジションを務めています。

様々なポジションでプレーすることが、結果的に自分のプレーの幅を広げることに繋がることを実感しています。

チームから必要とされる存在となるため、サッカーにおける「賢さ」を身に付け、磨いていきたいと思います。




最後になりますが、


自分が受験で上智大学を志望した1番の理由は、上智大学体育会サッカー部に入るためでした。

それが叶い、有難いことにサッカーが出来ています。

この環境を当たり前と思わず、感謝の心を忘れずに、日々精進します。

これまでのサッカー人生の集大成として、ラスト4年間を全力で駆け抜けます。




まとまりがなく拙い文章でしたが、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

これからよろしくお願いいたします!

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