〜デジタル時代の子育て〜学びかた・考えるときの癖〜
デジタル時代に大事になる「集中力」について書いています。
運動との関係、人間のスキルによる分類を見た上で非認知能力、記憶について書きました。今日は、考えることについて書いてみます。
何人かに勉強を教えていると、すぐに考えて行動するタイプと、じっくり聞いてのんびり動き始めるタイプがいることに気づけて面白いです。
前者は、「今はまず聞いて!」っという内容でも、何か考えています。問題を見て、もう今にも解き始めそうなタイプです。説明したことを堂々と後から質問したりすることもありますが、質問の意図が明確です。行動力もあります。集中力が内に向いています。
後者は、「これから解くよ!」と言う時でもスタートが遅いです。質問すると、3秒くらい待ち時間があった上で、次の行動に入りますが、物事をゆっくり丁寧に捉えるので少しの変化にも気づくことができます。興味が外に向いています。
もちろん、そのほかにもいろんなタイプがいます。
が、今は上の二者に分けて見ていきます。
上に書いたように、スピードの差はありますが、どちらも考える癖がついています。
保護者面談で子育て相談を受け続けているうちに、上の傾向が強い男の子と女の子で学校での立ち位置が異なることに気づきました。
(前者女の子)
すごく褒められます。リーダータイプで、よくできる。割合的に少ないです。
(前者男の子)
落ち着きないレッテルを貼られ、静かにすることとじっと集中するように促されます。割合的に多いです。
(後者女の子)
意見や発表を「もっとするように」求められます。割合的に多いです。
(後者男の子)
すごく褒められます。慎重、よくいろんなことに気づいてお手伝いしてくれることに感謝されます、割合的に少ないです。
前者女の子と後者男の子は、非認知スキル高めの評価、
後者女の子と前者男の子は、非認知スキル低めの評価、
になることが多いんですよね。
なぜ、こういうことになるのでしょうか。
ちなみに、子どもたちを教えている中で、
なぜこういう特性を見ているかというと、
この特徴を把握した上でこれからの指導に生かすこと、
そしてこのラベリングの上に行ってもらえないか、
と日々試行錯誤しているからです。
引き続き、考えていきたいと思います。