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デジタル時代の子育て〜不安〜

自分を大事にしていますか?
自分のことが好きですか?

デジタル時代に大事になる「集中力」について書いています。
これまで、集中力と運動の関係、スキルによる分類を見た上で非認知能力、記憶、思考について考えてきました。今日は昨日に引き続き、集中を高めるにはどうすれば良いかについて書きます。

集中を削ぎ、
何かを始めても、エンドレスで頭を支配することができ、
土足で心を揺さぶるもの、挑戦を阻むもの、

「不安」

不安の原因はなんだろう?
自尊心(Self -Esteem)が低いから?
よし、批判を避けて、子育ては褒めて伸ばそう!

という内容の教育本をたくさん読みました。
しかし、現実に子育てをしてみて、疑問に思うことが増えました。

アメリカの心理学者ロイ・バウマスターによると、

「自尊心を養っても学業やキャリアが向上することはなく、それ以外でもなんらポジティヴな効果はない」

それどころか、「褒める」効果を計測する実験では、

「褒めて伸ばす(自尊心を高める)子育てや教育は、意味がないばかりか有害かもしれない。」

と言う結論まで。


そこで、自尊心と「不安」との関係を考えてみます。
橘玲『スピリチュアルズ』を参考にしていますが、
子育てに置き換えて解釈しています。


①自尊心が高く安定タイプ

このタイプは、理想的かもしれません。
ただし、全然周りに動じない点で安定しているので、「変人・超人」扱いを受けることも。

アインシュタイン・エジソン・スティーブ・ジョブズ・芥川龍之介・三島由紀夫?最近の方だと、成田(兄)さんや落合さん?
言葉が「上品な刀」に感じるから不思議です。

揺るがない信念。しかもそれが外側(貢献など)をあまり意識していなくて(いないように見えて)、超個人的な関心から突き出ている。


ここで、現実に戻ります。
天才肌の①タイプがそんなに沢山存在するでしょうか?
ここで、出てくるもう一つのタイプが、

③自尊心が高く不安定タイプ

現実に出会うのが多いのは、こちら傾向のタイプではないでしょうか。

特徴は、
・他者からの批判的なフィードバックを受けたときに、相手を低く評価する
・誰かに助けを求めることに抵抗感を抱く
・自我への脅威に対して脆弱で、批判に対して過剰に反応する。
・援助を受けることを弱さだと考える。
・普段は自信たっぷりに振る舞っていても、傷つきやすい。
・逆ギレしやすい。
・トラブルが起きても自分で抱え込み、報告しない。


質問できない。
注意されたけど、言い方が悪い。
忘れ物したのはママのせい。
怒られたけど言わない。


丁寧に自尊心を育み、
○○メソッド、○○教室、○○サイト、いろんなところで、
「えらいね、頑張ったね」と過程を認めることが大事だと教わりました。
それを忠実に繰り返したのが


「罪」

なんて驚愕ですよね。



①②で、安定性になぜこんなに大きな違いが出るのでしょうか。
そこを考えてみました。

全くの個人的な意見です。
僅かな指導経験と子育てから感じていることです。
(いい加減なんでスルーしてください。)






最も大きな違いは、
それは、育てている人の習慣や姿勢だと思います。

目標に向かっている
人生を肯定的に捉えて楽しんでいる
自分で考えている
強い自分軸を持っている

逆に言うと、


目標がない、
人生闇ばかり、
自分軸がなくブレてばかり 
すぐ鵜呑みにする
傾向が強い人が育てると、

褒めて伸ばしても②のタイプになりやすいと思います。



「親は子の鏡」って怖い言葉ですよね。
影響力がすごい。遺伝的にも、環境的にも。


朝ごはんを食べる子が優秀なのではなく、
朝ごはんを必ず食べる環境にある家庭の子が優秀なのでは。

親が不安になっていると、子どもも不安になる。


「褒められて」ではなく、
突き動かす「衝動」を何を対象に育めるか。

不安を飛ばすくらいの衝動と軸を
育てる側も持って楽しめるといいですよね。









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