「ピピのつばさ」つうしん日記10

※この記事は有料(￥100)としていますが無料で読む事が出来ます。

　しかしもしも￥100の価値が有ると思われた方は課金して頂けましたならば作者は嬉しく助かります。そしてそれ以上の￥100～￥10000までのサポートや、おすすめも出来ますので(サポートのお願い参照)よろしくお願い致します。(課金、サポート、おすすめ、して頂いた方々に感謝いたします)

コロナ禍の大変な時に、こんな事を書いてすみません。でも・・・やっぱり今だから書きます。

初めに

　こんな事を書くとコロナ禍で大変な時にと、多くの方に反発を受けるかもしれないと思います。けれども今回のコロナ対策の為に学校が3カ月余りの休校になった事や。会社も、休業やそれに伴う補償の問題やテレワークの導入などとも関係することなので書いてみたいと思います。

イタリアでは

　突然ですが、みなさんはイタリアでは夏休みが3カ月間もあるってご存知ですか?

　イタリアの学校では、6月の初めから9月の中頃までの間が夏休みだそうです。そして夏休みの一月前くらいになると。子供たちは、もう夏休みが待ち遠しくて、ソワソワして授業にも身が入らないのだそうです。

　それからイタリアでは、夏休みの他にも、何か月かに数週間の休みもあるそうです。そしてイタリアでは、その長い夏休みの間、子供たちへの宿題や勉強の強制など一切なく、子供たちが自由に遊びやスポーツなどやって楽しんで過ごすのだそうです。

　そしてイタリアでは、会社でも就業時間の1時間ぐらい前に成ると、やっぱりみんなソワソワしだして、もうみんな帰り支度を始めるのだそうです。もちろん残業する人など誰もいません。みんなそのまま家に帰ったり遊びに言ったりします。でも、残業をしなくてもちゃんと暮らせるだけの賃金が支払らわれているという事です。

　ドイツ人と日本人の労働時間

　それから、こんな事もご存知でしたでしょうか?

　日本人とドイツ人の労働時間を比べると。日本人の方がドイツ人に比べて年間で3カ月分も多く働いているそうなのです。

　なんと3か月分ですよ！これを一生の労働時間で比べたらと考えると・・・。いったい日本人はドイツ人と比べたらどれほどの時間を・・・。驚きますよね。

フランスでは

　それからフランスでは、一日の労働時間は7時間で週休3日も検討されています。もちろん残業などは無しですし、5週間の有給休暇がどのような仕事でも義務付けられているようです。学校の休みも2カ月ほどで、やはり2カ月に一度は数週間の休みがあるそうです。

デンマークでは

　それからデンマークでは、大学の授業料は無料です。さらに学生には政府から生活費として(8～30万円)程度が支給されるようです。院生になると生活費ではなく報酬として支払われるので多くなるのです。

　デンマークでは、国が親の資産状況の高低とは別に学生の保護者としての立場を取っているのです。国が国の責任で国民に高等教育を受けさせて優秀な人材を育てるのです。

　だから、日本のように親の収入によって高等教育を諦めたり、学生がバイトばかりで勉強が出来ない等という事は有りません。

　日本だと働きながら勉強もして偉いねと言われますが。デンマークだときっと逆に、それが偉いことなの? なんでそんな思いをしなければと言われるかもしれませんね。

　そしてデンマークでは医療も全て無料だそうです。それから1人親世帯や子供の貧困率も日本と比べて格段に低いです。これは、デンマークでは、日本と違って税金が必要な人たちの処へ必要な額が使われいるという事なのではないでしょうか。

理想の国家と国民との関係

　デンマークのように、国が手厚く国民を保護し護ることによって、国民は国に対し感謝の念を持ち、国はそのことによって国民の一体感を得られ、国を護ることに繋がっていると思います。

　ですから、何処かの国のように、国に対しての忠誠心の強制など存在することは必要ありません。そこに存在するのは、国と国民の、労わりと感謝のみなのですから。僕はこのような形が理想的とも言える国と国民の関係なのではないかと思います。

日本では

　それで話は、今回のコロナ禍での日本で初めて?とも言える3カ月間の学校休校の事ですが。

　きっと学校が長い間休みだったので、お母さんやお父さんは、子供の事でや仕事の事で大変な思いをして、もうこりごりと思うかもしれませんが。

　しかしイタリアでは子供たちに3カ月の夏休みが当たり前で、ドイツ人は、日本人よりも3カ月も多く仕事に休みがあるという事で、しかもその間の給料も保障されているという事なのです。

　このことで僕が思うのは、人の一生の時間は限られているという事です。その限られた間の時間を、日本人は、仕事や学校にこれほど多く縛られていても良いのたろうかと思うのです。

　日本人はもっと多くの時間を家族と共に過ごしたり、自分の為に使用しても良いのではないのか僕は思うのです。

日本でも

　もし日本人もドイツ人と同じように、子供たちはイタリア人の子供たちのように。

　今よりも3か月分の余裕が出来たとしたら。

　子供たちと一緒に長い休みの間の計画を、一緒に立てる事もあながち無理な事とも僕は思えないし。何よりその方がより人間らしい生活で有ると言えるのではないかと思うのです。

　今の日本社会のように、貴方の給料が低くて生活できないのは貴方の努力不足なのだからもっと努力しろと言われて。他者を蹴落とし踏みつけて、自分だけが蜘蛛の糸をよじ登るような社会が、本当に美しい国だと言えるのかという事です。

　それが、今回のコロナ対策の事で、諸外国と日本との国民に対する態度でハッキリと多くの方に分かったのではないかと僕は考えているのです。

　僕は、日本が凄いと自慢する事も良いですが。もっと外国のここが凄いと日本の多くの方に知らせてくれた方が、今の日本社会にとっては有効なのではと思っています。

　だって皆が幸せを感じられて、幸せに暮らせる余裕のある社会に成ったほうが良いに決まっているじゃないですか。とボクは思うのです・・・。

2020.3.13. 19. ピピのつばさ通信・日記より加筆

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

フルーツ島の住人たちの紹介・絵描きの青年イコン

絵描きの青年イコンは、人間のような妖精のような不思議な青年です。

だって虹色の風に乗って、自由に空も飛べるのですから。

イコンは、目には見えないものを描きたいと思っている青年です。

今日もイコンは、目には見えないものを描きたいと虹色の風にのって自由に空を旅しているかも知れません・・・。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「ピピのつばさ」つうしん日記10

終り

2020.5.29　6.4有料設定　7.6￥100～￥10000までのサポート公開に設定変更
2023.11.16加筆修正