バンクシーの「風船と少女」とチャップリンの「街の灯」
バンクシーは、
公権力の目を逃れて
描いてはいけない場所に絵を描く。
「風船と少女」の、
少女が手から逃しそうになっている風船を
愛に見立てて幸せや希望を逃しそうになっている
少女を描く。
その事により、
この社会で同じような境遇にある者たちに対し
幸せや希望を与える灯火となる為に。
それはまるで、
チャップリンが
映画「街の灯」で描いた浮浪者が
警官に追い払われながらも
盲目の花売り娘を懸命に助けて
幸せにしようと奮闘する姿と重なる・・・。
バンクシーもチャップリンも、
その作品を観る者の心を震わせ
胸を熱くさせる。
それは2人とも
目には見えない本当に大切なものを
描こうとしているからだ・・・。
バンクシーの「風船と少女」と
チャップリンの「街の灯」
終り
2020.6.9
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