世界を騒がせている「絵画テロの真相」
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最近、環境活動団体が、美術館の絵画に対してマッシュポテトやメープルシロップ、トマトスープなどを投げつけたり。
自らの体の一部を、額縁や、その周辺に接着して抗議行動をおこなう、絵画テロとも言えるような行為が各国でおこなわれている事をご存知でしょうか。
彼らが、主張している主な事は、地球温暖化による気候変動問題であって。
CO2などの温室効果ガスの排出によって気温上昇の結果、災害の増加や、干ばつの増加、気温や海水温の上昇による海面の上昇、生物種の喪失や、食料不足などの危機を訴えています。
彼らの主張する、CO2などの温室効果ガスによる、地球温暖化の気候変動問題は深刻な問題である事はよく分かるのです。
確かに、日本でも、気温の上昇による熱中症の増加や、農作物への弊害に、台風の大型化による降雨や風の深刻な被害などが増加しています。
しかし、果たして環境活動家たちが、絵画テロのような行為をしたからといって、世界の多くの人々の賛同や共感を得られるとは思えません。
いや寧ろ、高名な画家たちが心血を注いで制作し残した世界の財産とも言える絵画に対するあのような行為は反発を生むことはあっても賛同や共感を呼ぶ行為とはとても言えません。
それなのに、なぜ彼らは、有名な絵画にテロとも言えるような行為を行うのでしょうか謎でしかありませんね。
そこで、私も幾つかのニュースを読んでみて分かった事がありました。
それは、どうやら彼らの後ろには、資金を提供しているスポンサーの存在があるらしいという事でした。
アイリーン・ゲティとは、一体どのような人物なのでしょうか。
ARTnews JAPANの記事によると。
アイリーン・ゲティの祖父は、米国の石油会社ゲティ・オイルの創業者のJ・ポール・ゲティであり。祖父の資産は約60億ドル(現在の価値に換算すると300億ドル(約4兆4000億円)以上)だったそうです。
そのように石油王であった祖父の、孫娘であるアイリーン・ゲティは、アクティブな慈善活動家として2019年に気候変動緊急基金(CEF)を共同設立し。化石燃料の使用にストップをかけようとする環境活動家や抗議団体の市民的不服従活動に資金援助をしているそうなのです。
アイリーンはまた、自らのアイリーン・ゲティ財団を通じて個人的に100万ドルをCEFに寄付しているそうで。同財団の目的は、「危機的な気候変動問題に取り組む団体や個人を支援する」というものだそうです。
米国の石油王の孫娘が、CO2などの温室効果ガスの排出に危機感を持って、化石燃料の使用にストップをかけようとする環境活動家や抗議団体を資金援助するというのも。
何だか、皮肉な感じもします。
これらの事を勘案すると、環境活動家や抗議団体がどうして多くの人々の賛同や共感を得られないような抗議行動をワザワザしているのかが分かってきます。
要は、環境活動家や抗議団体がおこなっている絵画テロは、世界の人々へのアピールと言うよりも。彼らの、スポンサーへのアピールという部分が大きいのではないのかと思うのです。
実は、バンクシーも、彼が、有名になる以前に美術館に侵入し、勝手に自分の絵画を展示するという行為を各国でおこなっていたのですが。
勿論、そのような行為が賛同や共感を得られるはずもありませんでしたが。バンクシーを少しだけ有名にしたことは確かな事でした。
しかしその後、バンクシーを本当に有名にした理由は、彼の、作品の内容だったのです。
彼の作品は、風刺が効いていて、権力におもねる事が無く、戦争に反対し平和を希求するもので。
その内容には、多くの人が賛同や共感できるものだったのです。
この事からも分かるように、本当に環境活動家や抗議団体が、地球環境に危機感を持っているのならば。
スキャンダラスな派手な活動ではなく。バンクシーのように、多くの人々の心に響く活動が求められているのではないかと思うのです・・・。
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どうもありがとうございます<(_ _)>(#^.^#)。
なぐなぐ様
菊地正夫様
うたどけい様
使用画像 AC写真 ACイラストより
2022.12.7 12.8加筆 12.12加筆 12.15加筆
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