連載童話「タンポポの詩」その7「嵐の中の二人・その1」投げ銭方式ですので無料で読むことが出来ます。
連載童話「タンポポの詩」その7「なぜ」
なぜ
そんなに
周りばかり気にするの
周りばかり気にしていても
息が詰まるだけさ
さあ
顔を上げてごらんよ
きっと
なにかが見つかるはずさ・・・
タンポポの詩とは貧しい歌うたいの少年と、小さなパン屋の少女の物語・・・。
ある国の王様は、愛する人を失い悲しみに暮れていました。
その国の広場には大きな噴水があって、その前で行き交う人々に、たて琴を弾いて歌を披露する事で、その日の糧を得ている貧しいひとりの少年がいました。