連載童話「タンポポの詩」その4
「美しく透き通った少年の歌声」
この作品は、投げ銭方式ですので無料で読めます。
「タンポポの詩」その4前回のあらすじ
春風に乗って、
旅立ったタンポポの子供である私は。
丘の下の街へと舞い降りました。
そこには、美しい声で歌う少年がいると
虫たちの話で聞いていたからです。
その少年は、街の広場の噴水の近くで
小さな竪琴を弾きながら歌っていたのです。
それを見つけた私は、
少年の側に、ゆっくりと舞い降りたのでした・・・。
「美しく透き通った少年の歌声」
人間たちには、
少年の歌は美しく
聞えな