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組織で求められる高い視座や広い視野は、一つ上のレイヤーで考えて動くということ

  • 高い視座で考えろ

  • 広い視野を持て

視野や視座について、このように言われる機会は多いのではないか。
しかし、ここには具体性が欠けている。
高い視座ってどれくらい高ければいいのか?
広い視野ってどれくらい広ければいいのか?

ビジネスやスポーツなど、組織で求められる高さや広さについて考えてみた。

一つ上のレイヤーで考える

いわゆる高い視座や広い視野で求められていることは、一つ上のレイヤーで考えることではないだろうか。

例えば。

  • ベンチメンバーなら、レギュラーとしてどうすべきか

  • 高校2年生なら、高校3年生

  • J2のチームなら、J1のチーム

  • メンバーなら、マネージャー

  • 取締役なら、社長

  • 国内トップなら、アジアまたは世界のトップ

自身を客観的に捉えた際に、ポジションをレイヤーで区分して一つ上の視点。
現在の視点にこだわっていては、その先の世界は見えてこないし、成長できないため、レイヤーを上げることはできない。

明日からでもそのレイヤーで通用させるという準備と覚悟で取り組めているか。
一つ上のポジションを批判するのは容易だが、批判するのではなくそのポジションを引き受けられる自分になれるか。
そのために、一つ上のポジションでは何が求められているか?どんなスキルが必要なのか?
それを考えることは視野を高めたり、視座を広げたりすることだと思う。

なぜ一つ上がいいのか

一つと言わず、もっと上のレイヤーで考えて動いたほうがいいんじゃないか?
理想論としてはそうだが、現実的にはうまく機能しないのではないだろうか。一足飛びにベンチ外からエースピッチャーになったり、メンバーから社長になることはほとんどないはずだ。

なぜなら、階層が遠くなるほどその実態が見えにくくなり、解像度を高めにくくなるからだ。解像度が低い状態では、その視点に立ったとしても情報が十分ではなく、考えて動くのは難しい。
一方一つ上のレイヤーであれば、今の自身の視点からでも見えやすく、理解しやすい。

だからこそ、まずは一つだけ上のレイヤーの視点で考えて動くのが良いのではないか。

他者視点で客観的に考えるということ

商品開発においては、顧客視点が重要となる。
プライベートでも、パートナーが何を望んでいるかを考えなければ、円滑な関係は築けない。

これは組織でも一緒で、成果を出して成長する人は、自分視点で考えていない。
自身を俯瞰し、他者視点で見た際にどう考えてどう動くか。常に他者視点が求められており、それがつまり一つ上のレイヤーなんだと思う。

高い視座や広い視野とは、俯瞰して見ることであり、そのポイントは一つだけ上のレイヤーから始めるのがいいんじゃないか。

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