「売上最小化、利益最大化の法則」を読んで、利益の意味を考える。

利益を生み出すことの意味

売上は企業のお役立ち度の合計を数値化したもの。利益とはその中で自社が生んだ付加価値分。その利益の金額によって税金が決まり、納税する。

社会貢献とは稼ぐこと。お金を稼ぐことは社会貢献。

読書感想まとめ

売上最小化利益最大化の法則とは、会社の目的や重視すべきことを決めて、それを達成する仕組みに落とし込むという点ではすべての会社に通ずる。
売上よりも利益というのは正義。
同じ利益なら売上が小さい方がいい、という主張は間違いではないが唯一の解ではないと思う。

なるほどポイント

やるべきことが起きたとき、「できることは今すぐやる」「すぐできないことは、いつやるかを今すぐ決める」を習慣にする。

売上は企業のお役立ち度の合計を数値化したもの。利益とはその中で自社が生んだ付加価値分。社会貢献とは稼ぐこと。お金を稼ぐことは社会貢献。

無収入寿命の捉え方

無収入寿命を考えて蓄えることも必要。
一方で、その結果として投資機会を逸してしまう可能性もある?
ヒントはファイナンス思考にあるかも?
適切な投資なら、目標の無収入寿命に達していなくてもやるべき。
割安な物件があれば、賃貸に住み続けるよりも買った方がいいと考えるのでは。

PL脳にならないように、という点では一緒。

とは言え、無収入寿命を計算しておくのは悪くない。
総資産−固定資産−棚卸資産−流動負債=純手元資金
これを、月額固定費(家賃、人件費)で割る。

★会社としてのプランBを用意できるか。用意できないなら、そこに向かう余力を残しておけるか?
★toBは投資、Cは消費市場なので。BtoBのほうが景気の煽りを受ける、は本当か?
★外食が禁止される世の中になったらどうするか?を考えていた飲食店はほとんどないと思うが、最悪のケースを考えられていたところがもしあれば、今の状況にも対応できていそう?

売上最小化、利益最大化の法則

目的が利益創出であれば、同じ利益なら売上は小さい方がいいかもしれない。
一方で、売上が大きい方が大きな雇用を生み出し、消費を生み出していると考えることもできる。
また、利益にならないからやらないという判断は簡単だが、将来的な利益や成長機会を失わないバランス感は必要。
例えば、サントリーのビール事業はずーっと赤字だった。それでも続けた。

★利益をあげるのは目標だが、目的ではないのではないか。それぞれの会社の目的に合わせて考えればいい。その結果、売上を重視するという選択も間違いではないかもしれない。

同じ売上と利益で、数字だけを比較するのは極論すぎる。ビジネスモデルや商材も合わせて考えるべき。
同じモデル、同じ業種業界という前提であれば、同じ利益を作るのに売上が低い(≒利益率が高い)ほうがいいというのは、生産性の観点から明らかだろう。

企業の安定性という観点では、少ない売上で高い利益を出せるほうが良いのは間違いない。
規模が大きくなることは、必ずしもいいことばかりではない。という考えには同意しかない。

利益が同じ場合、売上が多いほうがリスクは大きいという主張がある。
これはつまり、「利益率の高いビジネスのほうが不況に強い、リスクが低い」と言い換えられそう。

利益率の高いビジネスしかやらないのか、他もやるのか、それは人それぞれ。価値観。

第2章を読んで、安易に「売上よりも利益だ!!!」というのも違う気がする。それらをふまえたうえで、この後の適切に利益を管理するというアプローチに価値があることに異論はない。

社会貢献の総量で考えると?
30年続いて一人ひとりに10還元する会社と、
3年しか存続しなかったが100還元する会社があったとしたら、
どちらが良いのだろうか?
価値観や経営理念・ビジョンに紐づくところで、正解はないのかもしれない。

できる人との違い、ピッパの法則

ピッと思ったらパッとやる。
すぐにやる実行力が成果を決める。
できることは今すぐやる/すぐできないことは、いつやるかを今すぐ決める

結局は、やるかやらないか。。。

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