仕事で大切にすべき価値観として、勝手にスリールールを作った
座右の銘とかセブンルールとか、そういったものを問われてもパッと出てこない。聞かれたときに答えられるように、自分の意識していることや意識したいことを考えてみて、それっぽいスリールールにしてみた。
期待を超える
バランスをとる
そうぞうする
1.期待を超える
社会人1年目の教科書とか、コンサル1年目の教科書とか、ビジネス基礎を示す際に必ず含まれている項目だと思う。
相手の期待を超えることが付加価値であり、付加価値の創出があるからこそビジネスとして成り立つ。
ビジネスの原理原則であるがゆえに、当たり前すぎると思われるかも知れないが、だからこそあえて入れている。
回り回って基礎が違いを生み出す
ハイレベルな領域で違いを生み出すのは、難易度の高いものだと思われがちだが、回り回って基礎的なところにあると思う。
例えばプロサッカー選手において、フリーキックが超うまいとか、キックフェイントがうまいとか、ボレーシュートがうまいとか、派手な所に目がいきがちだ。ただ、成果を出している選手は派手なテクニック以上に走る・止める・蹴るといった基礎にこだわっている。「蹴る」についても、ロングキックではなく、インサイドキックにこだわる。
期待を超えるには、ゴール設定と現状理解が必要
期待を超えるには、正しく期待を認識しなければならない。到達すべきゴールを設定し、現状を理解し、その差分を認識する。そして、その差分を埋めるにはどうすべきかを考える。
期待を超えるのに必要な思考プロセスは、課題解決のプロセスと類似しており、自然と応用力につながる。
2.バランスをとる
相反するように見える2つのものを、どうバランスするかで世の中は回っているのではないか。
右・左 上・下 北・南
寒い・暑い 高価・安価
冷静・情熱 論理・感情 自信・謙虚 大胆・緻密
冷静と情熱のあいだ
慎重かつ大胆に
王者のプライドと挑戦者のマインド
両極にあるものを、いかに調整していけるか。
すごく難しい感覚であるが、そのバランスをうまく取れていると、物事がうまく進みやすい。
いずれかに偏ることは簡単だが、両方を成り立たせるのは難しい。
対極があること、反対があることを認識する
バランスを取ると言っても難しいわけで、まず始めるべきは対極や反対があるという前提を認識することだと思う。
仕事を重視したい人もいれば、家庭を重視したい人もいる。
ハイリスクハイリターンを望む人もいれば、ローリターンでいいからローリスクに抑えたい人もいる。
局面において、あえてどちらかに振り切る判断は必要になると思うが、反対があることを認識しているのとそうでないのとでは、アウトプットが変わってくる。
何事にも副作用があるという前提も重要だ。
3.そうぞうする
ひらがなにしている意図は、創造と想像の2つが同じくらい大切だと思うから。
創造する
価値を生み出す際に、創造することは当然求められる。
新しいものを求める意識がないと、新しいものは生まれない。
クリエイティブなイノベーションを!と言われると、壮大な印象を受けるかもしれないが、創造とは小さなところにも存在する。
例えば、請求書を送付する仕事があったとする。その仕事は、以下のステップで構築されているとする。
請求金額をExcelでリストにまとめる
リストをもとにExcelで請求書を作成する
印刷して封入し、郵送する
さらなる価値向上を求めたときに、創造する意識がない場合は「Excelをどう効率化するか」「1枚ずつ印刷していたところを、まとめて印刷にしよう」のような既存フローを前提に考えてしまいがちである。
一方で、創造意識があれば、「そもそもExcelでやるのか」「郵送ではなくメールでいいのでは」「フロー全体を見直してシステム導入しよう」といった、新しい解決方法を考えられるはずだ。
それくらい誰もが考えつくよ!という極端な例かもしれないが、複雑なものや大きなものと向き合う際には、創造する視点を持つことは意外と難しいと感じる。常に現状を疑えているか?
想像する
先にあげた「期待を超える」「バランスをとる」とも関連度が高いのが、想像することだ。相手の立場で考えたり、その決断の先に何があるかをイメージしたり、分からないものを考えることが大切なんじゃないか。
相手のことも未来のことも、今の自分は正解を持っていないのが当然だ。不確実で曖昧なものに対して、どれだけ向き合って答えに近づけるか。難解さに立ち向かう姿勢が求められる。
言語化する意味
こういうことを考えても忘れてしまいがちだし、他にも必要な要素はいっぱいある。あえて3つに絞って、言語化することで、少しでも自らの定着につながれば価値なのではないかと思う。
あえて3つに絞る理由は、以前考えた。
異論・反論もいっぱいあると思います。別の考えはあってしかるべきものなので、それらをうまく取り入れてバランスを取っていく姿勢があればいいんじゃないかなと。
以上です。
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