「攻めのファイナンス スタートアップCFO入門」を読んで
CEOは経営者としてのリーダーシップ、そしてCFOはCFOとしてリーダーシップをとること。
「リーダーシップ」「ファイナンス」「クリティカル・シンキング」の3つは、アメリカのビジネス教育の三本柱と言われている。
アメリカでは、「40歳くらいにスタートアップへ入ったらもっとも成功しやすい」と言われています。
でもそこには、20歳から常に計画的にキャリアマネジメントを行い、投資する側とされる側、金融も銀行や証券といったいろいろな業種や、マーケティングの会社やコンサルティング業などを経験しているという前提があるのです。
ファイナンスはもっともロジカルで再現性も高い。業種を問わず、ファイナンスの本質は同じ。
「攻めのファイナンス」は「仕掛ける」がキーワードになる。
計画を立てて、そこに向かって成長していく考え方が根底にある。
何らかの目的や目標に向かって「仕掛ける」のは、まさしく、スタートアップそのものです。
自社のすべての活動を数字に置き換えて把握し、わかりやすく説明できる人がCFOということ。
CEOは5~10年単位のビジョン、ミッションを「言葉」で語る
CFOは3~5年単位のビジョン、ミッションを「数字」で語る
自分たちの事業計画に合った投資家を集めることが、攻めのファイナンスなのです。
ネゴシエーションに必要なのは、もちろん「交渉力」なのですが、そもそもネゴシエーションがうまくいくためには、重要なポイントがあります。
それは、オルタナティブ、つまりほかの選択肢があることです。
こちらの前提条件が悪ければ、断られることになるか、先方から不利な条件を提示されることになります。
もしほかの選択肢がないのなら、不利な条件を受け入れるしかなくなるでしょう。
「クリティカル・シンキング」の基本は、「人間は間違える」と考えることです。
「わたしたちの判断は正しくない。これって本当だっけ?」
と悩み、いくつかの根拠や事例、意見を持ち寄り、もっともよいものを選択しましょう。まず、自分を疑うところから始めることが大切です。
価格には、大きく分けると3つの決め方があります。
1つ目は原価で計算するのか、2つ目は市場価格で計算するのか、そして3つ目は付加価値で計算するのか。
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