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小さな会社の「V字回復」の教科書を読んで社長のあり方を考える

読んだ本の個人的な気づきをメモしたり、考えたことを残しておきます。

求められるトップの資質

現状認識

まずは、現状認識をすること。何もしなければ業績は下がる。現状維持は衰退の始まりである。意識的に小さなV字回復を繰り返すことで、会社は成長していく。

マインド

V字回復に成功する社長には、情熱・執念・責任感が備わっている。社長にかぎらず、パフォーマンスの高いビジネスパーソンに共通する要素だと思う。

情熱があっても、飽きっぽければ成功しません。
執念があっても、無責任であれば成功しません。
責任感があっても、やる気がなければ成功しません。

序章「ピンチ!」でこそ問われるトップの資質

経営改善計画の策定と実行

デッドラインは、一年間の資金繰りを保てる経営状態から定める。

経営診断とリスクの洗い出し

経営診断は、資産査定・業績分析・内部調査が必要。
現預金の増減を予測する。
目標と現状のギャップを知ることで、ハードランディングかソフトランディングかを判断できる。

衰退リスクを分析し尽くす。
分析から見える悪い面を業績リスク、組織リスク、重大リスクに分類する。

計画の優先順位

1.キャッシュフローのプラス化
2.経常利益の黒字化
3.成長戦略の展開

無駄なコストや不要不急のコスト削減と、生産性改善な業務効率化を推進して、売上に見合ったコスト構造を確立することが成功法になる。
そして、最も重要なのは、当たり前の仕事を堅実かつ誠実に遂行すること。

赤字取引や赤字商品への対処

取引先ごと、あるいは商品別の収支(原価)を計算して原因を究明する。
値上げや終売を検討する前に、採算改善に全力を尽くす。

ボトルネックを特定する

財務分析だけでなく、現場の動きやパフォーマンスを数字で分析するこで、ボトルネックを発掘できる

業績が悪化したときほど、数字の背景にある社員の働きを見る

数字と社員の働きは連動する。パフォーマンスが上がるように組織を再構築する。
社員が同じでも、適材適所とリーダーの人選が最適化されるだけで、組織のパフォーマンスは飛躍的に上がる。
数字を見抜くスキルと社員を見抜くスキルの両方が必要。

まとめ

現状を認識し、マインドの形成から始まる。
不安定な変化の連続で、会社経営の安定は盤石になる。不安定な変化を恐れず、積極的に作れるか。

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