何かを楽しむのも楽しみにするのも訓練や準備やめんどくささが必要で。

フロイトじゃないけど、自分の欲望って実は自分では見えてない。
無意識の中にある。というか、そもそも最初から「ない」のかもしれない。
目の前に現れて初めて欲することができる。
それに、その気持ちはなかなか新鮮なまま保存しておくことは出来ない。

時間が無い時、「あっあの服買いたいんだった」「あっそういえはギターの練習したいんだった」とか、思い出しても、
いざ時間ができると「何したかったんだっけ…?」ってなる。または、思い出せても「めんどくさいな…」ってなる。

だから、欲望は湧いた時に目に見えた時に絶対にメモしたりクリップしたりした方がいい。
「何月何日の京都の妖怪百鬼夜行に行きたい」「秋にモンゴルに行きたい」
とかなら、スケジュール帳のその時期のページに書いておいたらいい。

欲望を覚えておくのも大変だから、真空パックにして外に出しておくといい。

<欲望を見つけるために>

欲望は、知らないと目の前に現れないと聞かないと欲することはできない。

だから日々情報収集をした方がいい。
「20代のうちにやっておくべきこと」「人生でやりたい100のリスト」「宝くじがあたったらやりたいこと」「暇な時にやるといいこと」「給付金の使い道」
色々調べておくといい。グッときたらメモしておこうね。
東京ウォーカーとか、雑誌を読み漁るのも良い。旅行が好きなら、駅にある無料情報誌を読むといい。めちゃくちゃ情報あるよ、あれ。

そういう、ちょっとめんどくさい事を主体的にしていかないと、やりたいことなんて見つからない。
「やりたいこと、なんだろう?」とか言ってる前に、色んなものをみて「これはやりたい、これは微妙、」と捌いていくのがいい。

欲望を認識しておくことで、不意にかなった時の満足感も大きい。

エネルギーも時間もありあまっているのに、やりたいことが無くて焦ることもあるよね。そういう時にふと自分のノートを開くといい。

欲望は、外的刺激に対する反応なので、内側から勝手に沸きあがるものだと思わない方がいい。贅沢。

やりたいことを見つけるのも、覚えておくのも、やるのも、ぜんぶぜんぶ、楽しいけど楽じゃない。