【雑巾がけで夫のママにOMG!と感動された話】アメリカのお掃除事情と私の新たなアメリカンドリーム
Hola~、アスキです!
今日はちょっと日々の生活の話をしようかなぁ~と思います。
色々マイアミに来てカルチャーショックはあるのですが、マイアミに到着して数週間ですぐにコロナで自粛生活の始まってしまった我が家。
州ごとに指令が違うのですが、マイアミのあるフロリダ州も厳しく、2020年の3月頃、最初のQuarantine(隔離生活)が指示が出た際はスーパーやドラッグストア以外全てシャットダウン(現在は人数制限はあるものの大体開いてきています)、ビーチも公園も閉まってしまい、アパートの公共のジムやプールも全て閉まったので、文字通りStay Homeを余儀なくされる毎日が続きました。
ジャンのママはシングルマザーなので、やはりニュースなどをみてパニック状態になってしまったので最初は2人で住む予定が3人同居生活をすることになりました。
私も日本生活最後の2年間は写真の友達(なんでも出来るさわやか好青年2人なので、「ハイスペックチーム」と名付けていました!)と3人のルームメイト生活をしていて、非常に楽しかったのですがやっぱり同居生活はそれぞれのルールが色々あるもの。
幸い、私のルームメイトたちは働く時間もそれぞれバラバラだったので良い具合に時間などもかぶらずに各々勝手にやっていたので全然苦痛ではなく、むしろ誰かがいる安心感もあったりして一緒にご飯を作ったり、家で飲んだり良い思い出が沢山あります。
でもパートナーとの同居となるとまた話は別。
同じ部屋で寝て、バスルームもキッチンも全て共有してとなると1つ1つに結構個人のズレが出てきます。
最初の3か月はそんな「家ルール」に慣れるので大変。彼のママの家に住んでいるので、出来上がった環境の中で私も郷に従いながらも、疑問も出てきたりするわけです。
まずは「土足で部屋を歩く」問題。
これは皆さんもご存知の通り、アメリカは家でも靴を履いている文化。
最初のコロナでパニックになった時にジャンのママはCloroxという漂白剤入りのスプレーを大量に使って毎日家中を除菌して掃除していたのですが、私の彼は外から帰ってくる度に土足でウロウロするわけです。
「どんなに手を洗っても除菌しても、この靴で汚い公共の場歩き回ってるんだから意味なくないか?」とどうしても腑に落ちなかった私。
特に腑に落ちないのが、バスルームでの土足。
バスルームは基本裸足で歩くことが多いので、シャワー浴びた後に、土足で歩いたタイルに裸足で歩く、という行為がコロナ以前の問題でNo Make Sence!(意味ナイヨ!)
ついに彼に「ねぇ、お母さんもそんな心配なら、全員靴は家で脱がない?だってこの靴一番汚いと思うし、掃除している意味も手を洗っている意味もないと思うんだけど。」と話すと、さすがにそれは一理ある、と納得してくれたジャン。ママにも話して、靴は玄関に脱ぐスタイルに変更しました。
そして今度しばらくすると日本でもありましたが、あらゆるペーパー類、トイレットペーパーやキッチンペーパー、サニタリー類などもスーパーから根こそぎ売り切れる現象がしばらく続きました。
そこで次に思ったのが、「アメリカ人のペーパーの消費量。」
日本も過剰包装やプラスチックなどエコじゃないことがいっぱいあると思っていたのですが、アメリカはキッチンペーパーなどでとにかく何でも掃除する文化。キッチンペーパーで掃除して、手も拭いて、、などしていると3人暮らしだと1ロール1日で消費してしまいます。
またジャンのママがペーパーがどこにも売ってなくてどうしよう、と困っていたので、私は「え、何でペーパーじゃないとダメなの?例えば、このタオルは手を拭く用、このタオルは食器を拭く用、こっちは掃除用、とか決めたら衛生面も含めてそんなに問題ないんじゃない?紙が無駄にならないよね、洗えばいいんだから」と話すと、これまたそうだね、と言ってくれてそこからタオルを使い始めたり、雑巾を使うようになりました。
そしてジャンは謎のアレルギーがひどく、ちょっとした体調の変化やホコリなどで鼻もムズムズ、くしゃみも止まらない、目も腫れる、と30分くらいで症状が出始めてしまい、当初はじめは掃除もテキトーに私がしていたのですが、それだとまだまだ間に合わなく、文字通り隅々まで掃除をする、という風に段々と変えていきました。
だけど、それもアメリカだとクイックルワイパー的な使い捨てのモップが主流。そういう類もしばらく売り切れが続いていたのと、結局クイックルワイパーみたいなのはきっちりとは拭ききれてない感じがしたので、私は原点に戻ってスプレー片手に雑巾がけをし始めたのですが、それをジャンのママが見て
「OMG(オーマイゴッド)!!アスキ、そんなひざまづいて掃除しているの?!?いいわよ、そこまでしなくて~!立ってこの棒使ってやれば?」
と言われたので、
「え、別に昔はこうやって小学校の子供は毎日掃除当番が掃除して教室とか綺麗にしてたから普通だよ。日本の子供はこうやってやるんだよ!」と雑巾を端から端まで走って駆け抜けて見せる私。
ジャンのママはあまりに衝撃的だったらしく
「OMG~ That's crazy ~! 」と信じられない様子。
その後もくまなく窓や電球、あらゆる家具も含めて雑巾で拭いていく私。
(この翌週には毛ばたきも買ってもらい、さらに掃除に磨きがかかる私。よくできる女と自画自賛!笑)
確かに雑巾がけてあまりしないけど、やるとやっぱり綺麗になるので、ハマっていって結果2時間くらいあらゆるものを拭いていきました。
そうして掃除しているとジャンから「綺麗に掃除してくれてありがとう。」とメールが来ました。
なんで掃除しているの知ってるんだろうと思いながらも、ママが話したのかな~なんて思い、無事掃除を終えた訳です。
ジャンが帰宅して、やたら掃除したことを感謝しているので、
「今日はどうしたの??そんなありがとう、って連呼して」と言うと
「いや、お母さんからアスキが這いつくばって掃除して、あなたのためにあんなに掃除を熱心にする女の子は二度と見つからないから、ちゃんとお礼をして感謝しなさい、って連絡きた」とのこと。笑
「アハハ!面白い!そんな大したことではないけれど、そう思ってもらえたなら何よりです」と掃除で株が上がって私も嬉しい!!。
でもそれくらい、アメリカ人て掃除とかやっぱりテキトーにしかしない文化なんだな~と感じた私でもありました。
アメリカは大体家やアパートも日本より広く、断然スペースもあるから、掃除にあまりこだわらないんだろうなぁ、と思います。
写真のような感じで大体どの家庭もガレージ(倉庫)みたいな場所があってそこにしこたまガラクタみたいなものが山積みになっている家がほとんど。あまりに色々ありすぎてもはや何があるか分からなくて意味ないだろ、とか思ってしまう私。
日本は、特に東京はスペースこそ「ラグジュアリーの極み」。
私も最初の8年の一人暮らしは1ルームだったので、片づけたり捨てないと物は溢れてしまうので、掃除が自然と必須事項になりますよね。
そんなアメリカとの掃除事情の違いに結構最初いろいろカルチャーショックがあったのですが、1年経ってすっかり慣れてきました。
ただ、そんな私が今、さらなる掃除の改善の課題が2つあるのです、、、。
1つは掃除機。日本の掃除機てコンパクト、軽量で吸引力もそれなりにあるし、2万以下くらいのもので十分なものが各ブランドから買えますよね。
アメリカの掃除機はとにかくドでかくて、重い。
大きいから部屋の角とか上手く当たらないし、重すぎて移動するのも疲れる。
ノズルとか変えればいいんだけど、変えるのもなんかパパっと簡単じゃなくてオラオラ〜、と力強くやらないと変えられなかったり、せっかく変えてもあんまり吸引しないし、小回り効かなくてひたすらイライラする私。
ジャンに「あなたのアレルギーもあるし、もう少し良い掃除機買わない?」というと、「アスキが良いと思うブランドわかる!」と中古でMieleというドイツのブランドの掃除機を買ってきてくれました。
これが定価だと$700くらいする高級掃除機。
写真がそのMieleですが、日本でも販売しているようですが、日本人の私たちからしたら
「え、このシンプルなのそんな高いんですか?」というくらい至ってミニマルなデザイン。
中古なので半額くらいで手に入れたのですが、それでも高価な掃除機。
そんな高いから私もドイツ製の掃除機を楽しみに待っていていざ使ってみることに。
「、、、、うーん、、、これ私の一人暮らしの時の5,000円くらいの掃除機とあまり大差ない気がする、、、。」
いまいち良さを感じられなかったのです。
コンパクトでデザインも軽量だけれど、吸引力が中古だからかいまいち「おぉ~!!」と言うレベルでもなく「あぁ~こんな感じね」くらいの普通、、、。
またジャンに
「あのね、、、掃除機ちょっと言いづらいんだけど、、、値段の割に普通過ぎていまいち良さが分からないんだけど、これ返品できるの?」と言ってまたジャンをl困らせてしまいました。
掃除機だと日本のアマゾンなどでもアメリカに送料払えば送れるので、今本気で検討中。
だれか良いアメリカの掃除機あったら教えてください~!
それにしても日本の掃除機ってやっぱり上手に出来てるなぁ~と思ってしまいます。
もう一つは浴室のシャワー。バスルームを掃除する際、日本だとシャワーヘッドて動くので、浴室中にバーッとシャワーをかけてスッキリ掃除、と出来るのですが、こっちのシャワーはシャワーヘッドが固定されているので、水が隅々まで届かないのです。
最初「これってどうやって掃除するわけ??届かないんですけど!」とまた短気な私はイライラしてしまいます。
NYにいる友人にその話をしたところ
「アスキ、バケツ買うんだよ。バケツに水貯めてそれで届かないところは流すんだよ~!」と教えてもらい、バケツを買って掃除したらやっと洗えた!!とあぁ~そういうことか!と疑問がとりあえず解決して掃除もやっと思った通りに終えられた私。
えー、でも2021年にバケツ使って掃除、てそれもなんかNo make sence ! じゃない?(雑巾は良いクセにバケツには抵抗ある、とか私もツッコミどころ満載ですね!笑)
なんでシャワーヘッドて固定なわけ?動いたほうが体洗う時も断然便利でしょうよ、、、いちいち体の向きとか変えないで済むじゃん。と思ってしまうのです。
引っ越したら動くシャワーヘッドにしたい!
あと何でトイレとシャワーは一緒?これも別々の方が断然良い。
何故なら同居しているとジャンがシャワーに入っていると私はトイレを我慢しなければいけない。(もう一つママの部屋にもあるからまぁ、いいんだけれど)
特にコロナで皆お家にいるから、そんなタイミングが一緒になってしまう場面も多くなるんですよね。
でもジャンは私がシャワーを浴びてても入ってきて用を足したりします。
アメリカ人はこんなのザラで深く考えないんだと思うけれど、トイレをしている姿を誰かに見られる、てさすがに私の辞書にはない、、、そういうところは女子的な考えでワイルド感ゼロの私。
だから浴室とトイレ&洗面所は別々にするのが夢なのですね。
前の記事でも書きましたがこっちのプロダクトデザインは「痒い所に手が届かない」なんか、惜しいものばかりなんだよなぁ〜とかブツブツ呟く私。
「あぁ、自分はこういう事になるとちょー日本人だなぁ、この不完全なデザインにイラっとする」と心の中で思うのです。
いつかお金を稼いで、自分たちでデザインできる部屋に住んで、自分のパーフェクトな位置にデザインやプロダクトも入れて生活したい、これ私の夢と目標です!笑
自分の家にTotoのトイレにしてシャワーヘッドも動くシャワーにして、トイレットペーパーの位置も完璧なところにして、生活を豊かにしたい!
あわよくばザ•ジャパニーズスタイルとかで檜とか銭湯の富士山とかタイルつけた浴室にしたい。笑
そしたら温泉入れなくても許せるなぁ〜、、、とかね。そんなアスキのアメリカンドリームは日に日に規模も予算も拡大していくばかりの今日この頃です。笑
日本のプロダクトは本当にコスパとクオリティが高いです。
皆さんもそんな愛おしい気持ちで是非お家を掃除してみてください~!笑
ではではHasta Manana!( アスタマニャーナ!)
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