宇宙(SORA)からの産声〜第11章〜身体からのサイン・強制ペースダウンor強制ストップ機能『生理さん』について。
昨日の朝のTANDEN瞑想会で『女性は天体の影響を受けやすい』という話になった。
この話は男女差別だとかそういうことではないし、個人差もある。わたしは専門家ではないし女性の観点からしか見ることは出来ないので異論もあるかもしれないけれど、あくまでも身体のつくりからの推測としての話なので、ゆるく温かい目で見ていただけたなら幸いである。
瞑想会での話からというよりも、近年よく思うようになっている話をしてみたいと思う。
かつてわたしは、女であるこの心身はとても不便だと思っていた。いや、不便といえば不便だ。男性よりも筋肉量が少ないし、背だって多くの場合は低い。
女性の身体になったらびっくりすると思う。
まあ、逆も然りだろうけれど。
そしてなんと言ってもわかりやすい影響のひとつとして、女性には生理がある。
個人差はあれど、生理に関するエピソードが無い人はいないのではないだろうか。
多くの女性にとって人生における一大イベントであるだろうし、何より身体の機能として避けては通れない。
生理の最中もそうだけれど、生理前症候群(PMS)に悩まされ、心身に不調をきたす女性も数多くいる。
場合によってはスケジュールの変更を余儀なくされることだってある。
わたしは、生理の痛みや辛さ、大変さや不便さ不自由さをもしも男性が女性の身体になって思い知ったとしたら、からかったり軽視したりしていた人たちは先祖代々土下座して謝り倒すのではないかと思うほどの苦労があると思っている。
なぜ、女性ばかりがこんな思いをしなければならないのか。
かつてはそう思っていた節があった。
けれど、それは果たしてほんとうにそうなのだろうか。
生理になる、いやその前から、心身はわたしたち女性に何らかのサインをくれる。
もちろん男性にも心身からのサインはあるはずだし、強制ストップは掛かると思う。けれどもおそらく、何も気にしていなければ相当負荷がかかってから気づくことになるという人が、女性より多いのではないだろうか。
そして生理にはデトックス作用がある。
あくまでも個人差はあれど『ストップをしたりペースダウンせざるを得ない身体からのサインが毎月ある』というのは、とてもありがたいことなのではないか。そう思えるようになった。『身体を大切に』と頭ではわかっていても、日々忙しく過ごしていると見逃してしまいがちになるからだ。
そして自殺率は女性より男性の方が高いと言われている。数値データとしても出ているので、気になる方は調べてみてほしい。
これは、身体が強制ストップを掛けてくれる機能が女性より男性の方が圧倒的にわかりにくいことも関係しているのではないか。あくまでも個人差はあるといえども、生理は非常にわかりやすいのだ。痛みの無い人や少ない人であっても、生理用品であったり様々な予定に対して『備える』ということが必要になってくるからだ。そこである程度『切り替える』ことが出来る。なんなら生理のせいにすることもしようと思えばできてしまう。つまり『逃げる』こともできるのだ。
そして大袈裟かもしれないけれど『覚悟』もできる。実際生理が来たら精神的な悩みは痛みや生理のケアである程度吹き飛ぶ。そんな場合ではなくなる時間が増えるからだ。煩わしさやめんどくささもあるけれど、それは精神的な悩みからある程度『気をそらす』『気を紛らわす』という意味でも役立つはたらきをしてくれることがある。
けれど、男性にはその機会が少ないのではないだろうか。
それは、自分で自分の心身の状態・状況に気がついて、気をつけたりケアしたりしなければならないということ。
むしろ、それは大変なことだと思う。
わたしが男性の身体として産まれていたとしたら、生きてこられただろうか。人生の様々な苦労を、越えることができただろうか。
正直、あまり自信が無い。
そんなことを、時折おもう。
あくまでもひとつの推測的視点・観点だけれど、その観点からみると、男性ってすごいな、愛おしいなとおもう。
いつもおつかれさま、いつもありがとう。
たまにはゆっくり休んでね。
応援しているよ。