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N響 ドラゴンクエスト・コンサート
2024年5月6日 東京芸術劇場にて
GW最後は一番楽しみにしていたNHK交響楽団のドラゴンクエストのオーケストラコンサート。
小学生の時、家にまだCDがなくカセットで音楽を聴いていて、ついにCDコンポが来た!でも聴くCDがない!
なんと町の図書館でCDの貸し出しを始めたとの情報。
いつ行っても貸し出し中で、毎日通い詰めてついに借りることができたのが、ドラクエⅢとドラクエⅣのオーケストラ。もちろんN響です。
ゲームは1日1時間だけど、音楽は時間制限がないからずっと聴いていた。
ドラクエもシリーズを重ね、ゲームのハードもファミコンからスーパーファミコン、プレイステーションへと変わっていく。
ゲーム機の性能も格段と良くなりゲームの音楽そのものがオーケストラになっていったし、大人になるにつれ自分の見える世界が広がりゲームの世界の割合が小さくなったこともあって、だいぶ離れたところに置いてきてしまった。
そんな折、YouTubeであまくちさんがエレクトーンでドラクエの音楽を弾いているのを観て、子供の頃にゲームで遊んでいた時の記憶や感情がフッと目の前に浮かんできた。
この世界、そして世代には、同じようにゲームの世界にいた仲間がいる。みんなが勇者だった。
あまくちさんの音楽と出会って、もう一度過去を取り戻したくなった。
「音楽は心のタイムマシン」
この瞬間、すぎやまこういち先生の言葉を理解する。
そして、今日、思い出の旅の扉を開ける。
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もちろん相棒のスライムも一緒に。
入場時にもらったプログラムはこちら
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【第1部】
交響組曲ドラゴンクエストⅤ天空の花嫁〜「序曲のマーチ」
組曲「子どもの魔法のつえ」第1番〜「序曲」「メヌエット」「妖精と巨人」
交響組曲ドラゴンクエストⅣ導かれし者たち〜「海図を広げて」「栄光への戦い」
バレエ組曲「火の鳥」(1919年版)〜「カッチェイ王の魔の踊り」「こもり歌」「終曲」
【第2部】
交響組曲ドラゴンクエストⅢそして伝説へ・・・(1987年N響録音版・全曲)
【アンコール】
交響組曲ドラゴンクエストⅤ天空の花嫁〜「結婚ワルツ」
初めて聴いたドラクエの生オーケストラ、3階席の上の方だったけどよく聴こえたし、なにより本当に素晴らしかった。
昔はレコードから入り、カセットテープ、CD、MD、そしてネット配信へと移り変わり、たくさんの音楽と出会う機会は増えた。
でも実際に楽器を弾き、空気を震わせ、直接届く音は全く違うんだって分かった。音が生きている。まさに生き物なんだと。
栄光への戦い〜「戦闘-生か死か-」「邪悪なるもの」「悪の化身」の戦闘メドレーは、あまくちさんの活動の原点であり大切な曲。もちろん私も子供の頃から好きだけど、今は特別な意味がある。
そして「冒険の旅」「おおぞらをとぶ」「戦闘のテーマ〜アレフガルドにて〜勇者の挑戦」「そして伝説へ・・・」ドラクエⅢの曲は全てが完成された芸術そのものだと再確認できた。ずっと鳥肌が止まらない。N響が生み出した世界。
【すぎやまこういち先生の魂がそこにある】
きっと誰もがそう感じたに違いない。
最後の曲を終え、カーテンコールに入る際
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指揮者が楽譜を掲げて拍手をしていた。
これには涙腺が崩壊。
すぎやまこういち先生、この音楽はずっと残り続けますよ。必ず。音や楽譜だけでなく心もしっかりと次の世代に繋げていきます。
そしてN響のオーケストラに万雷の拍手を送ります。
ぜひ近いうちに再演してください。
音楽も待っていますから。
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指揮台にある楽譜が光り輝いているように見えました。