日本画模写の記録四
葛飾北斎の「五百らかん寺さざゐどう」の
模写をしながら考えました、私の解釈です。
「人間が富士山の形になっている」
真ん中の男性が私には富士山を擬人化しているように見えます。
一番左の男性の指差す方向、
一番右の女性の指差す方向、
わかりやすく富士山を形取っているのではなく、
ただようように、まだらに人間が富士山の形のようにまとまっている。
それをわかりやすく描くのではなく、
自然にそうなってしまったかのように。
絵の構図が何をとっても完璧に思われます。
写真はこの絵を描いた行程です。
はじめに人物を下書きなしで描き、
建物はチャコペーパーを使用して描きました。
人物を描いている時は人間が富士山の形になっていると思っていなかったので指の方向が合っていません。
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