本屋さんでバレエの本を探すの結構大変〜ダンスはスポーツ?芸術??〜
みなさんこんにちは、ソノです♡
今回は本屋さんに行った時の話をしようと思います。
本屋さんでダンスの本を見つけるのって実は結構骨の折れる作業ですよね。試みたことがある人にはわかるはず…。
そうなんです。ダンスのコーナーをどこにおくのかは、本屋さんによって大きく変わってくるのです。
ある本屋さんではスポーツコーナーの一角に。またある本屋さんでは演劇コーナーの一角に。また違う本屋さんではアイドルなどと同じ芸能コーナーに。
私の家から最も近いショッピングモール内の大きい本屋さんでは、驚く分類がされています。
"ダンス"という札がついたコーナーは"趣味、スポーツ"コーナーに立っています。そこでは、社交ダンス、チアダンス、フラダンス、ヒップホップのテクニックが載った雑誌や参考書的なものから、舞踊論の本がならびます。
しかし…"バレエ"関連の本、雑誌はここにはないのです。
バレエは、なんと"クラシック音楽"と"ジャズ音楽"の間、モーツァルトの横に並ぶのです。
しかしジャズダンスはスポーツコーナー…。
ちなみに数ヶ月前まで同じコーナーにあった"宝塚"系の本たちは、演劇コーナーに移動してました。
うーん、、
これは探すのに時間がかかります。
ダンスはスポーツか芸術かという問題は、舞踊史において大きく横たわる問題であります。未だに決着がつかないということが、こんなところに影響を及ぼしている…。
ちなみに、私の通う大学院の図書館では、舞踊は演劇のお隣に並びます。フラメンコ、日舞、モダン、バレエこの辺りは同じ書架に並べられています。
そして、これに関して少し解決策?を。
芸術かスポーツか論争に対してではないです。本屋さんの配置問題に関してです。
バレエの本や舞踊論系の本は大きく二つの特徴に分けられます。それも結構はっきり分けられます。
それが、
①踊り手のために踊る視点で書かれた本
②鑑賞者のために観る視点で書かれた本
です。これが両立できる本はほとんどありません。
もう、どうせやる方と見る方分断してるなら、やる方はスポーツコーナーに、見る方は演劇コーナーにするのはどうでしょうか…??暴論ですかね。
今回は気づきをつらつら書いたようになってしまいましたが、これもまだまだダンスというジャンルが学問として若いジャンルだから起こる問題なのでしょう。
それにしても音楽コーナーのジャズとベートーヴェンの間は違うでしょうが…
結局今回は森龍郎の『バレエ 基礎技法の解明〜身体の虚構化〜』を買いました。
踊る視点でのテクニックを解説する本です。
『パパイヤ鈴木の元気が出るダンス』と10分以上迷った結果です。
ではまた、次回。