日本でギフテッドを育てる 田舎移住の問題点
おはようございます。訪問ありがとうございます。
都市部で全く上手くいかなかった子ども達の子育て。わが家は長女、次女が小学生の時に田舎に引っ越した。三女はほぼ田舎ネイティブなので、高いビルや地下鉄を見た時に、いたく感動していた。田舎に移住し、総合的に見ると大正解だった。
しかし。私自身は本当に大変だった。未開の地を開墾するような苦労がたくさんあった。子どもがいなければ、本当に楽しくハッピーだったかもしれない。子ども達を日本で楽しく安全に学ばせるというのがこれだけ大変なのかと愕然とした。
苦労の1番の原因は、人材不足にある。田舎の過疎化は都会以上に深刻で、80歳を過ぎてもなお引退させてもらえない。町村の施設でももちろん80代が数名働いていて70代が主力ということがザラ。運転手不足は特に深刻で、若い運転手を見ると驚くレベルになってきた。
三女は園バス車内に置き去りにされたが、今住んでいる町でもスクールバス利用の子どもをピックアップすることを忘れたというのを複数回目撃したことがある。車内ではないから、命に別状はない。複数回繰り返したので今では学校が管理するようになっている。
町のプールは、貸切のことがよくある。6歳の子が泳いでいるのに監視員不在のこともあった。地上ならまだしも、町が6歳でひとりでプールに行くのを許可しているのに監視もしない。暇すぎるのだろう。来館者の名前をネットで検索までして情報を探していた町営プールの監視員もいた。普通に、利用者不在の女子更衣室に男性監視員、用もないのに入っている。それでも働き続ける。
女児に繰り返し触って厳重注意を受けても、そのまま女子児童に接触する職に就き続けることができる市町村もある。これを知って、寒気がした。雇用主も、やめられると他に人材がいないから刑事事件にならなければそのまま。
きっと、日本全国こんな話いっぱいあるんだと思う。ひとつひとつ対応していこう、改善していこうとすると本当に疲れる。結局田舎は男社会だから、男を交渉の場に連れて行かないと何も変わらない。
今いるところも、移住者は多いが出ていく人も多く人口は減り続けている。都会の安全基準で考えると、ドン引きレベルだしね。
三女の事件で思い知ったけれど、どこにいても結局自衛するしかない。子ども達にも自衛する力を身につけさせる。教育がやっぱり何よりも大事。
こう確信した私は、疑うべきシチュエーションをバリエーション豊かに子ども達に教えている。変質者ほど普通のいい人に見えるということは特に強調している。どうして、悪い人の絵は見るからに悪そうな人の絵にするんだろう。悪人ほど、普通にどこでもいそうな人じゃない?人は見かけで判断してはいけない。
知らない人だけが悪いことをしてくるわけではない。知っている人が断れないのを良いことに悪いことをしてくることもある。今の田舎の子育ては、本当にどこに危険があるかわからないから本当に大変。
子どものイマジネーションを育てるには田舎が最強なんだけどな…。