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#52 休む大切さと、進む大切さと。〜夏のおわりは、秋のはじまり〜
9月になって、蝉がピタリと鳴くのをやめた。
自然に生きるものは、やはり凄いと感心した。梅雨明けと同時に鳴き始めた彼らは、秋の知らせを伝えるように静かになった。
そんな季節の変わり目が、寂しい気持ちにもなるが、私は好きだ。
今年は、ゆったりとした日々を過ごしていることもあって、季節の移り変わりを味わうことができている。
今年の夏休みは、おもいっきり休んだ。ここ最近では、珍しいくらいに休んだ。母の実家に1週間ほど居座って、オリンピックを観ては感動したり、ドラマを一緒に観ては”このシーンはいいよね”などと盛り上がった。
美味しいご飯を食べながら、少し太ることを気にしている自分は、なんて幸せなんだろうと思った。
カナダにいた時に、”母のご飯が食べたい”と何ども思った。その想いを、今、存分に味わっている。離れて気づくというけれど、それは本当だと思う。両親にどれだけ自分が愛されているのか、強く感じるようになった。同時に、涙腺も弱くなった。
家に帰る時には、何だかすごく寂しい気持ちがした。
今住んでいる家に帰ってきてからも、のんびりと夏休みを満喫しつつ、自分の将来について、ゆっくりと考えてみた。
私は、やっぱり自分の目で、自分の足で、訪れたい場所がある。”旅行”ではなく、”住んでみたい場所”がまだある。
特に、最近は色んなことをよく調べるようになり、自分の知りたいことが明確になってきたから、まだ定住はしたくない。いろんな世界を知りたい。いろんな世界で、たくさんの人に、景色に出会いたい。
そのために、今できることを一生懸命やろう。そうやって自分の気持ちを少し整理できた夏休みだった。
カナダから戻るとき、私は『カナダへまた帰る』と言った。
その言葉は嘘じゃない。
ものすごく帰りたい気持ちになる時がある。特に、月が綺麗な日には、みんなに会いたいと、ものすごく感じる。
でも、帰る時の条件は、”自分が成長していること”だから、
まだ、帰れない。
まだ日本でやるべきことが、沢山あるから。日本で、他の国で、学ぶことが沢山あるから。
『帰る』のは、定住するという意味とは違うかも知れない。でも、また、みんなに会いたい。
今は、もう一度、大学で勉強をしようと思っている。なので、英語の勉強を必死でやっている。でも焦ってはいない。
何度でも大学に挑戦することができると知ったのも、海外に行ったから。そして、海外のことを自分で調べるようになったから。
そしてBOSSが言ってくれた。『何度でも挑戦できる』その言葉がいつも背中を押してくれる。
何歳になっても、どこにいても、私たちは進んで生きていくことができる。
後輩がこんな言葉を最近、教えてくれた。
『人は360度、前に進んでいます!後ろに進もうが、斜めに進もうが、一歩進んでいるには違いない!』
そんな後輩の言葉に元気付けられて、今やっているプロジェクト(子どもキャリアコーチング)の仕事も焦らずに、少しずつ前進していきたいと思う。
そして、長いようで、あっという間の”人生”を、自分でしっかり舵をとり、360度、どこへでも進んでいきたい。
自分のコンパスが指し示す方を、吹いている風をしっかり感じながら。
(久しぶりいワークショップをさせてもらいました。緊張したけど、楽しかった。夏休みの素敵な思い出。久しぶりにお会いできる方もいて、”帰ってきてくれて、ありがとう”と言ってもらえて、心が温かくなりました。こんな素敵な人たちに囲まれて、自分の想いを伝えることができて、本当に幸せ者だと気づきました。ありがとうございます。参加してくれた、みなさんにも、今、自分が持っているたくさんの宝物に、気づいてもらえたかな?みんなそれぞれが持っている宝石を、丁寧に磨いて、光をシェアして生きていきたいですね。)