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(詩) お月さまを見あげて

「お月さまを見あげて」

こころのコップは
いつか
いっぱいになるって思ってた

乾いてたから 潤したくて
そっけない返事は あんまり得意じゃなくて

冷たくされること 恐かった
ひとりで泣いてる方が まだいいやって

どうして こんなにも 臆病なんだろう
すきなものを ちゃんとすきって言える
人間になりたい

すきなひとにも そうだよ
たくさん 好かれてみたい

嘘がないように
人見知りの僕だけど
精一杯 声を張ってみたんだ

ともだちになりたい
一期一会なんて 逃したくないからね

あったかい 飲み物をそそいだよ
こころのコップ いつか満たされる日
その日が来ることを あんなに願ってたのに

いざ 目の前が明るくなると
どうしてか 目を逸らしたくなる

そんなもんだよ そんなもん
人間は きっとみんな 何かに怯えてて

僕も そのひとりだからさ
そんなに強くもないんだけど
そんなに弱くもないんだ

明日は来るのかな
いや 絶対に来るよ

今日の自問自答は
きっと明日の糧になると思う

でも
本当は 恥ずかしい過去を
笑いたいだけだったりね

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