雑詠9月18日分

丸い背に羊の重み明け方の部屋に充満している羊の

足元にひたひたと寄る仄暗いこの世の憎しみを映す水

土砂降りはとうに去ったよ信号の下にあるのは怒りのなごり

探し出せつないでた手を振りほどき僕を無視した母の思い出を

その頃はトイレにいたな宅配の不在票に知るお届け日時