ドイツ・テューリンゲン州のヨハン・セバスティアン・バッハを発見しよう!①
テューリンゲン州ーJ. S. バッハの国?
皆さんはJ. S. バッハが活躍した場所といえば、どこを思い浮かべますか?まずは、バッハの音楽の集大成の地、ドイツのライプツィヒを挙げる方が多いのではないのでしょうか。それに加えて、バッハファンにとっては、その誕生の地アイゼナハの地名も思い浮かぶことでしょう。もっと詳しい方なら、ワイマールの名前も出てくるかもしれません。でもバッハの活躍した町の名前はいくつか知っていたとしても、それがテューリンゲン州と結びつく方は、意外と少ないかもしれません。
*テューリンゲン州とは16の州からなるドイツの州のひとつで、ドイツの中部に位置します。
ここでJ. S. バッハのライフステージをざっとおさらいしてみましょう。
1685年 アイゼナハで生まれる
1695年 オールドルフの兄のところへ
1700年 友と共にリューネブルクに
1703年 ワイマールのヨハン・エルンスト公3世に雇われる
1703年 アルンシュタットのオルガニスト(リューベック旅行)
1707年 ミュールハウゼンのオルガニスト
1707年 ドルンハイムで結婚式
1708年 ワイマールで宮廷楽師&オルガニスト/後に宮廷楽師長
1717年 ケーテンに移動。宮廷楽長に
1723年 ライプツィヒでトーマスカントル
1750年 ライプツィヒで死去
この中でテューリンゲン州に該当するのは、アイゼナハ、オールドルフ、ワイマール、アルンシュタット、ミュールハウゼン、ドルンハイム。なんとJ. S. バッハは生涯の半分近くをテューリンゲン州の町々で過ごしたことになります。そしてバッハの祖先、家族や親戚も、テューリンゲン州の至るところで音楽家として活躍し、名を馳せていました。これが、テューリンゲン州がバッハの国と言われる所以です。
そして、このテューリンゲン州のバッハゆかりの町々で、毎年、バッハのエキスパート、クラシック界および古楽界のトップアーティストらを招待して開かれる、大規模なバッハのお祭りがあります。それが「テューリンゲン・バッハ週間」音楽祭です。日本からの音楽祭の旅ツアーも来年からスタートします!
ところで、テューリンゲン州がここ数年の間、バッハ観光に力を入れており、新しいバッハスポットが続々とできたことを、皆さんはご存知でしょうか?詳しくは現地の観光局が新しく作成した、以下のサイトからもご欄いただけますよ♪