エッセイスト
思ったことを思うがままに書いてみる。
こんにちは、SONOCOです。
中学生のころ、一人の時間によく詩を書いていました。
とくに、地元を離れて進学校へ進むことになったそのころ、私はまだ宮崎の田舎に住んでいたので、電車が1~2時間に1本という世界の中、通学時間で往復4~5時間になっていたので、自己対話する時間もそりゃ今より多かったんですね。
時間に余裕があるということは、それだけある意味贅沢だったんだと思います。
とはいえ、「それだけ時間があったら勉強せぇよ!」と当時の私に伝えたいですが。
で、当時はマンガもアニメもすごく好きで、詩だけじゃなく、それにイラストを描いていたりもしました。
でも、中学生って思春期でしょ?
アニメとかマンガとか、イラストとか、そういうワードでオタク扱いになる。
そして、それを表明している生徒たちは、イケイケの人たちからやっぱり異世界の人の目で見られる。
だからなんとなく、カジッテル程度、だと自分に言い聞かせたり、なんとか取り繕うとしていたときもあったんですよね。
で、あるとき、転校生が来たんですよ。
Y子。病気で1年休学していたとかで、同じ学年だけど年は1つ上。
何がきっかけだったか忘れたけど、なんかいつもY子といる時期があって、交換日記しよう!みたいになって、交換日記をしてたんですよね。
で、ある時、電車に乗ってると、窓に映る月がどうしてもついてくるように見えて、それを詩とイラストにしたんです。
見開き2ページ。
そしたら、妙にそれを気に入ってくれて、この部分が好きだから、という理由だったか忘れたけど、交換日記が終了したんです。
このノートがもったいないって。
今思えば、初めて自分の作品に対してファンというか、評価をもらったときだったのかもしれません。
でも、当時まだ子供だった私は、せっかく描いた自分の作品を「奪われた!」みたいな気分になってとても嫌な気がしたんですね。
結局高校が別々だったのかな?
私の記憶の中からその交換日記の件からY子が消えてしまってるんだけど。
ただあれは、今となっては、「自分の好きなものをあきらめないでいいんだよ」っていうサインだったのかもしれないなって思うのです。
感じたこと、思ったことを、文字や形に残す。
文字に残すことをエッセーというらしいので、エッセイストと名乗ってみてもいいな、なんて思う今日この頃なのでした。
ただ今日の出来事を書き記す、という日記ではなく、その時の感情を大事にしていきたいのです。
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