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私のストレス解消法

現代社会はストレス社会です。仕事や人間関係、結婚生活などなど。ストレスのない人生はありえません。クリスチャンだって、ストレスに晒されているので、心身が疲れて、メンタル疾患になる人も少なくないと思います。

今回は、ケアストレスカウンセラーの資格を持つ私がオススメするストレス解消法をご紹介します。

ストレス・コーピング

ストレスに直面した時の対処法のことをストレス・コーピングといいます。
私たちの身の回りには、ストレスを発生させる様々な誘因があります。これらは心理社会的ストレッサーと呼ばれています。
親子関係や家族関係、友人関係なその人間関係の問題。
役割負担、能力と役割、役割喪失などの役割上の問題。
食欲の阻害、支配欲の阻害など。
環境の変化。

これらのストレッサーを完全に取り除いて生きていくことってほとんど不可能に近いですよね。ストレスのケアにおいては、ストレスをなくすということではなくて、このストレスとどう上手く付き合っていくかという視点でストレスに対処していきます。


情動型コーピングと問題焦点型コーピング

ストレス・コーピングには2種類あります。
不快な情動のコントロールを目的とする情動焦点型コーピングと、問題解決を目的とする問題焦点型コーピングの二つです。

ストレス状況を自分ではコントロールすることが不可能だと判断された場合には、情動焦点型でストレスを対処します。問題を回避したり、否認したり、感情を発散させるなど、問題の本質的解決にはならないのですが、強い不満や不快な感情を発散させることで、気持ちを落ち着かせることができます。
例えばの話ですが、あなたが会社内の異動で、別の部署に配属されたとします。今までと全く異なる人間関係や業務内容なので、新しいことへの不安や仕事に慣れるために相当なストレスにさらされると思います。でも、そのストレスも我慢(否認)していると、だんだん新しい環境の変化に慣れてきて、仕事も覚えていってそのうちストレスを感じず気にならなくなっていきます。身近な友人に仕事の愚痴を聞いてもらって相談することも、ストレスを発散させて気持ちを落ち着かせることができると思います。

コーピングリストを作ろう

手帳やスマホのメモ帳などに、ストレスの解消法やリフレッシュ方法について思いつくままにリストアップして、いつでも見られるようにしておくと良いです。できるだけストレスを感じていないポジティブな時に書くのがオススメです。一つ試して上手くいかない場合、あっちを試してみようというふうに切り替えができるので、できるだけたくさんリストアップしておくと良いです!

私の情動型のコーピングリストはこんな感じです↓
・カフェで美味しいコーヒーを飲む
・小説を読む
・映画をみる
・ジャーナリングをする(思っていることをひたすら書き出す)
・ラーメンを食べる
などなど。

私の場合は日頃からストレスを感じやすく、溜め込みやすいので、普段の生活にストレス発散としてコーピングリストに挙げたものを取り入れるように工夫しています。計画を立てたり手帳を書くことが好きなので、事前に予定として組み込んでおくと気分も上がります✨

毎日仕事でクタクタに疲れて帰ってくる夫に対して、「ゆっくり休んで!もっと休んで大丈夫だよ」とよく声をかけているのですが、働かないといけない、成果を出さなければいけないと焦って、上手くストレスを解消できていないように見えます。
日本人は怠けることや休むことに対して、罪悪感や後ろめたさを抱く人が多いように思います。そのような文化・社会的な要因があるからでしょうか。聖書には、「疲れた者、重荷を負う者は、だれでもわたしのもとに来なさい。休ませてあげよう。」(マタイによる福音書‬ ‭11:28‬ ‭)というイエス・キリストの言葉が書かれています。ストレスを抱えて押しつぶされそうな人に対して、神様は「誰でも私のところに来て、私の元で休んでいって」と、いつでも待ってくれています。

メンタルヘルスの観点からも、メンタルを壊さない予防として、「休むこと」を優先することはとても大事で、必要だと思います。

ストレスの対処法について、コーピングについてお話ししてみましたが、問題解決型のコーピングについて詳しく書けなかったので、次回以降にまとめてみようと思います。


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