見出し画像

オススメ映画を紹介するよ! 三浦透子の多彩な魅力編

主演は少ないものの、数々の作品で個性的な役を演じでいる三浦透子さん(以下敬称略)。ミュージシャンとしての一面もあり、活躍の幅も広がっているようです。今回はドラマやMVも含めて見たことがあるものを紹介します。

そばかす

三浦透子初主演作品かつ(not)HEROINE moviesの1作品。この映画シリーズについてはは別記事で書きました。

アセクシャルという難しい役ながら、もどかしさを含めてまさにその人であるかのように的確に演じています。前田敦子、伊藤万理華、北村匠海など共演陣も文句なし。若干ツッコミどころはあるものの、三浦透子の良さを味わうにはオススメです。

さらに、主題歌も歌っています。こちらも良いので是非。

とべない風船

陽光あふれる瀬戸内海の小さな島。数年前に豪雨災害で妻子を亡くした孤独な漁師・憲二は、疎遠だった父に会うため島へやって来た凛子という女性と出会う。彼女は教師の仕事で挫折したことをきっかけに、自身が進むべき道を見失っていた。互いに心を閉ざしていた憲二と凛子だったが、島の人々に見守られながら少しずつ親交を深めていく。

映画.com

主演は東出昌大なのでしょうか。それでも物語を動かすのは間違いなく三浦透子。勿論、家族を失った過去を持つ憲二を演じる東出昌大の演技は秀逸。スキャンダルから正当に評価されていないような東出昌大ですが、個人的に役者としては好きです。「寝ても覚めても」も「桐島、部活やめるってよ」も東出昌大の存在感は欠かせません。

父との関係や生き方に迷い、初めて父の住む島を訪れたのが凜子。瀬戸内の多島美を背景に、淡々と2人の関係が描かれます。手放しで誉めたいところですが、自分のTwitterの感想はこんな感じ。

三浦透子も東出昌大もいい演技をしていると思う。でも情報が少し足りなかったり、逆にセリフが過多だったり。風船を飛ばす意図すら不明瞭だったのは自分の理解不足か? 毎日風船にヘリウム詰めているのかなあ、というのも素朴な疑問。

自分のTwitter

なるほど。ダメ出し多めですねえ。でも短い映画だし、三浦透子、東出昌大の演技はいいし、海や島は美しいし、満足できる作品なのではないでしょうか(何様?)。

ドライブ・マイ・カー

舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。

映画.com

何しろアカデミー賞で国際長編映画賞受賞、オバマ元大統領も絶賛、約3時間の長編だったりと、話題に事欠かない「ドライブ・マイ・カー」。

あえて淡々と喋らせているらしい台詞回しや、劇中の舞台では手話を含めた多言語でチェーホフの「ワーニャ叔父さん」を演じるなど、演劇に題する基礎知識や演出方法の知識が必要だったりで、ボーッと見ていると意味不明です。それでも緊張感あるストーリーで惹きつけられることも確か。

三浦透子は過去に秘密のある優秀なドライバーとして登場。寡黙ながらも印象的な存在感を醸し出します。ネタバレ防止しますが、ラストの彼女登場シーンも解釈が難しく、結局何を見てきたのか疑問のまま終わります。うーん。でも鑑賞中ずっと凄いの見ているなあという感触はありました。いや、でも、濱口竜介監督なら「寝ても覚めても」の方がずっと好きです。

鬼談百景

人気作家の小野不由美が手がけた怪談集「鬼談百景」から、選りすぐった10話を映像化。同じく小野原作の「残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋」の映画化を手がけた中村義洋監督がメガホンをとったエピソード「追い越し」のほか、「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!」の白石晃士、「劇場版 零 ゼロ」の安里麻里、「ほんとにあった!呪いのビデオ」の岩澤宏樹、「劇場版 稲川怪談 かたりべ」の大畑創、「パズル」の内藤瑛亮というホラーやサスペンスを得意とする監督たちにより、合計10話の物語が描かれる。

映画.com

「残穢」の主人公である作家のもとに届いた怪談を映像化したという設定。一般の人からの投稿だからオチがあるわけではないので、わからないまま終わるエピソードも多いです。もともとは配信シリーズだったものを映画にまとめたようで、全体の統一感もありません。「残穢」で作家を演じた今は亡き竹内結子が語りを担当していることで、同じ世界の物語として繋がりが生まれています。

三浦透子が出演するのは最終エピソード。ありがちな話ですが、若き三浦透子を確認することができる作品です。他にも、岡山天音、萩原みのりなど、後に活躍する役者の若き姿を見ることができたりもします。エピソードとしては「影男」が一番ビビりました。

天気の子

ご存知「天気の子」。普段アニメは見ないのに、何故か映画館で鑑賞しました。個人的には「君の名は。」より初見は面白かったです。

三浦透子はここではRADWIMPSの楽曲に参加。歌手として紅白に出場しています。今日本で紅白出てアカデミー受賞作に役者として出演している人って他にいるのかなあ。二宮和也は惜しい? 坂本龍一がそれっぽい。でもこの若さで歌と演技で実はトップレベルなんですよね。

ブラッシュアップライフ

こちらはご存知バカリズム脚本のドラマシリーズ。三浦透子は脇役ですが重要な役割を担うキーパーソンとして登場します。着ているTシャツの小ネタとか面白かったなあ。

魔法陣より愛を込めて(MV)

最後に紹介するのは番外編のMVです。一時期聴いていた「カラスは真っ白」というバンドの「魔法陣から愛を込めて」。おそらく20歳くらいの作品で、女子高生役でずっと奇妙な(!)ダンスをしています。可愛らしいので是非。他の「カラスは真っ白」の曲も聴いてみてください。今でも新しいよ。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集