夢のまた夢を
私はただ見ている
緑の山々と
清らかな水

………目が覚めて
薄い羽毛布団に身を深く

肌寒い空気が
頬を撫でて
起きよ、起きよ、と

また朝が来た
いつもの朝が来て

そして、いつもの夕暮れが

湯気のでる食事をとり
麦茶をコップ一杯

夢のまた夢よりも
現実の幸せを

ゆっくり味わいながら。

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