週末レビュー7月14日:清華 x 慶應 x 韓国科学技術院合同の企業分析field trip
7/5 - 7/13にかけて約1週間韓国ソウルのスタートアップ企業を訪問。China, Japan, Koreaそれぞれの国から1~2人ずつ出て5~6人のチームを組んで、訪問した企業の分析とその会社の提案をする。ここでは中国、韓国の学生と分析をした感想と自分が担当した企業の分析で見つけたinsightを書きたい:
- 韓国、中国のMBA学生について
慶應の一部の一生懸命勉強しない学生と同じく、今回参加した他国の学生の多くが基礎科目(マーケティング、オペレーション、組織、生産、ファイナンス、アカウンティングなど)で学ぶ知識が身についていないと感じた。。。また、あまり何かをこのフィールドトリップから得ようという姿勢もなく、単位取得と旅行を目的にきているという印象を受けた。アジアのMBAはアメリカのようにまだ本格的にビジネスのキャリアアップの一部としてはめ込まれていない事(日本と同じく、MBAに行っても年収そんなに上がらないらしい)から学校の倍率も低いと思う。事実両校(韓国中国)ではテストはほとんどないに等しく、キャリアを見られるだけとのこと。そういう背景から、お金に余裕のあるあまり勉強する強い意識もない人たちが学校に混じってしまうんだと思う。個人的にはあと10〜20年でアジアのビジネススクールもアメリカのビジネススクールのような体をなすんじゃないないかと思っている。僕は10年前、学部で関西学院大学に通っていた頃に延世大学に通っていたことがある。一番驚いたのは韓国の学生の勉強、授業に対する意識の高さ。韓国では成績が就職に大きく影響するのでみんな一生懸命勉強する。今回は正直、そういう韓国人の姿を期待して韓国に来たので、ショックがあった。皆が勉強をしない、議論をするために必要な基礎知識を身につけていない状態で一緒に分析をするのは虚しくなる。ただそういう中でもしっかり自分の目的を忘れずに腐らず、弛まず、高いレベルを目指してコツコツやって行きたい。
- Online Study Room Gooroomee
僕が担当したのはGooroomeeというOnline Study Room (オンライン自習室?)を提供する会社。https://www.gooroomee.com/camstudy/room
この会社は簡単にいうと、勉強カフェのオンライン版です。韓国では塾で勉強するスタイルの他に同じテストの目的を持った学生が集まって勉強するカフェが昔から多くあり、いつもの間にはそのユーザの中からSkypeなどのオンライン会議システムを使って場所の制限を受けず集まる人たちが生まれた。Gooroomeeはこういうどうこうにチャンスを見出して、Skypeにはない勉強のログ機能やオフラインの勉強カフェに限りなく近いUXを達成するために顧客の声を聴きながらアジャイル開発を行なっている。そこ結果、今はonline study room市場でリーダポジションを取っている(らしい)。
僕のチームは彼らの今の戦略を分析して、その商品と戦略が日本、中国に進出するとなった時、どう変わらないと行けないか提案した。上に書いた通り、あまり誰も一生懸命勉強するチームがいなかったので、この分析コンペでは一位になった。。。
提案の内容はともなく、ずっとモヤモヤしているのは「本当に自習室を使っていた人がonline study roomに移行したのか」どうか。7月末までに今回の提案をriviseしてもう一度提出することになっているので、そのモヤモヤを解消した上で新しい提案を考えたいと思う。