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キャッチコピーを考える②

コピーライターらしからない事を言うのですが、
現代の人は『文章をほとんど読まない』というのが事実であると考えています。

よく言われることは、Yahoo!やGoogleのニュースなどで
見出しは読むけど本文は読まれていない。といった
傾向が顕著であるとかないとか,,,

かくいう自分も、いち消費者的な目線で
日常を暮らしていると、ほとんど文字からの情報を求めていないのも
確かです。

視覚的情報が第一で、聴覚的な情報は趣味趣向に敏感。
文字的な情報については『価格』くらいは真剣に見るくらいで
根本的に物理的価値についてのみ求める傾向にあると思います。

とはいえ自分はコピーライターであり、文章を綴ることで
身銭を稼いでいる立場ではあるため、由々しきことではあるのですが、
心のどこかには文章に対する影響力を下に見ているきらいはあるのかと。

詩人の谷川俊太郎さんは、かつて自身を商業詩人と称しており、
生きるために詩を紡いでいると、どこかのインタビューで仰られていました。
そんな谷川俊太郎さんは『メロディーに乗せると、みんな歌詞を聞いてくれる。それは羨ましいこと』的な発言をどこかでされていたことを憶えています。

広告におけるコピーライターにとっても
デザイナーの視覚的設計表現に乗せることで
メッセージが強固されるのは事実であり、
それはそれで助かることでもあるものの、寂しさも否めないものなのです,,,

おわり

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