終焉
今朝はバルセロナ公式アカウント、そしてつい先程午後6時頃、バルセロナ会長ラポルタからの発表。
「レオとの契約を終了する。ありがとう、レオ」
ほぼ全てのメディア、更にラリーガまでもが確信していたメッシの残留。(厳密に言うと「ねじ込む」と思っていた。)
だが、現実は違う。
バルセロナはレオメッシを始めとする新加入選手を登録する為には2億ユーロの削減が求められていた。これは事実上不可能な数字だ。
具体例を挙げるとするならば、グリーズマン10人分。
売却が思うように進まず、パンデミックの影響を受ける経営陣には重く、重くのしかかった。
(メッシは6月の時点で形式上は退団の為登録したいとなれば新加入選手の扱いとなる。)
リーガ独自のサラリーキャップは非常に厳しく、この状況下でも、更にサラリーを抑えることを要求してきた。
これに対し、ラポルタを始めとするバルセロナはハビエル・テバスになんども会談を持ちかけ、説得を試みたが、テバスとは別の問題があり(簡単に言うと巨額の金を貸すから50年かけて利子つけて返せというもの。そんなものに合意は出来ない。)、結果としてメッシと契約を纏めることは出来なかった。
(厳密には、個人の段階では半額で合意していたのだが、サラリーキャップのため登録出来ず、メッシに別のオプションを与えることとなった。[公式])
しかし、問題はこれで終わりではない。
詳しくは後のnoteでも出そうと思うが、前述の通りバルセロナは未だにサラリーキャップを超過している。
このまま進めばエリック・ガルシア、セルヒオ・アグエロ、メンフィス・デパイは登録出来ず、飼い殺し状態とした上給料を払いつづける事になる。
また、アグエロを中心としたメッシ志望の選手達の動向にも注目が集まる。もしかしたら契約破棄もあるかもしれない。
サラリーキャップをクリアするには最悪の場合デヨング、アラウホ、ペドリ、ファティら不買組の売却を要する事となるし、それもそう遠い未来ではないのかもしれない。
メッシ本人も、給与半減でバルサ残留ということで話を進めていた為その途中のシティ、パリらからの話は全て断っていた。
バルサを強く望んでいたので現在改めてパリなどから接触はあるがそう簡単に決断は出来ないだろう。
こんなことは言いたくないが、正直今まで金がないのにグリーズマンや今回の3人を取ったりしてきたクソ経営の"ツケ"が回ってきていると思う。メッシ退団のみでは収まりそうにない。
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