先週読んだ、本とか漫画とかドラマ
更新が遅れましたが、先週は、本3冊、漫画、ドラマ、を観た。
1冊目は、新潮2023/7月号に載っていた、
『享受の快-嗜好品、目的、依存症』 國分功一郎。
論文っぽい感じになるのかな。
前回紹介した、『目的への抵抗』國分功一郎 の続編とのいえる内容。
でも正直、難しい箇所が多かった。。
特に、カントの引用部分が難しく、1回読んだだけでは良く分からない。
國分さんが書いている文章の部分は、まだ比較的分かり易いが、カントからの引用部分がけっこうつらい。正直、読んだと言えるかどうか。
哲学は、「美」というモノを考察してきたが、「楽しみ」というものはあまり考察されていなのではないか?
という問いから始まり、
快適なモノである「嗜好品」と「目的」との関係性、を書いている。
何かの目的を持って、嗜好品を嗜む時、果たしてそれは、嗜好品と呼べるのか?
理解するには、まだまだという感はあるが、書こうとしている意味は、漠然とだが理解できたと思いたい。
下記に気になった箇所。
2冊は、
『N/A』年森瑛 文藝春秋
第127回文学賞新人賞受賞作。
ずっと気になっていたが、なかなかタイミングがなく読めなかった小説。
『新潮7月号』に三島由紀夫賞候補だった本作の選評が載っていて、読むことに。
女子高生の日常と、身体/心との関係性を描いた作品。
ことばのやりとりが新鮮で、会話が流れているというか、場面、場面が想像できる。
微妙な心の動きが、日常会話から描かれている。
今の時代性というものを感じられる作品。
ことば、会話、テンポ、身体、の認識が自分とは明らかに違う。
それは、
世代の違いというだけじゃないと思うけど、正直、うまく表現できない。。
理解できないという訳ではない。
読んで良かった。
間違いなく読んでおいた方が良い作品。そう思える作品。
Kindle版
3冊は、
『黄色いマンション』小泉今日子
女優の小泉今日子さんのエッセイ。
講談社エッセイ賞を受賞している作品とのことで気になった。
じつは、穂村弘さんのエッセイ『鳥肌が』も同じ賞を受賞しているみたいで、気になった。むしろそっちの影響が大きいかも。
小泉今日子さんの本は、前にも読んだことがある。
確か、読売新聞で書評をされていた時の文章を本にしたモノだったような気がする。
当時、小泉さんが新聞で書評なんて書いてたんだ、と気になって読んだ。
調べてみた。コレだ。
今回は、エッセイ。
小泉さんの印象は、もちろん女優という印象だが、
裏原宿系と呼ばれていた界隈の人々と仲が良い印象。
このエッセイの中にも、たまにその人達とのやり取りが出てくる。
だけど、正直、自分にはあまり響かなかったという印象。
アイドル、女優、という小泉今日子さんの日常が描かれているが、自分が期待したものとは、少し違ったかも。。
マンガはこれ、
『異国日記』ヤマシタトモコ
月刊誌『FEEL YOUNG』で連載されていた作品。
2023年6/8発売の7月号で完結したらしい。
いろんな人が、オススメ本で紹介されていたので、気になっていた作品。
例えば、この本とか。
あと、
YouTube『哲学の劇場』とかでも紹介されていた記憶がある。
探したけど、見つからん…。。
自分は、単行本でコツコツ読み始めた。今7巻くらい。
11巻で完結のようで、今、10巻まで出ている。
親を事故で無くした15才の少女と、少女と一緒に暮らすことにした叔母の話。
世間一般でなんだろう、普通ってなんだろう、って考えさせられるセリフもあって、好きなマンガ。
Kindle版
(キャンペーン中?半額くらい)
ドラマはこれ、『カルテット』
いまさら感満載だが、『大豆田とわ子と三人の元夫』を観終わったので、
坂元裕二さん繋がりで、『カルテット』を観ている。
たしか、テレビでやっている時、リアルタイムでも観ていたが、
なんか変わったドラマやってるな、、
くらにしか思ってなくて、きちんと観てんなかった。
相変わらず、セリフが印象的で、すばらしいが、序盤は少ししんどかったかも…
今、7話くらいまで観ているが、面白さが増してきて、楽しんでいる。
終盤に向かってどのような展開になっていていくが、楽しみ。
『大豆田とわ子と三人の元夫』を超えられるか?
余談、、
ネットで靴を買った。
安く買えたな〜、と喜んでいたら、サイズが若干…小さい。
交換する時のこっち(自分→店)からの送料はお客様負担、とのこと。
全然安くなかった。むしろ少し高いやんけ…
そんなことを思いながら、ゆうパックで出してきた。
おわり。