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読書と日記 2024-07-17
0714 Z世代の苦悩小説
今日は昼から、業者の人にエアコンの掃除に来てもらう予定。掃除の間はエアコンが使えないので、日中の温度が暑かったらどうしようか…と思っていたが、あいにくにの雨だが、気温も低めで助かった。雨で良かったと思えた珍しい日。
今日から麻布競馬場さんの『令和元年の人生ゲーム』を読む。正直、小説の登場人物や大学のサークル・団体があまり好きなタイプでは無い。
ただ、出てくる人物や団体が好きなタイプではないからといって、その小説が好きではない、ということにはならない。小説は4章立てになっており、1章が平成28年、2章が平成31年、3章が令和4年、4章が令和5年、と時系列に書かれているようだ。20〇〇年とせずに、平成や令和という元号を使っているのも、平成と令和の間には、明らかに違いをあり、その変遷みたいなものを描こうとしているんかな…なんて思いながら読む。
昨日やっていたドラマ『青島くんはいじわる』を観てみる。こういうラブコメ?ドラマけっこう好きかも。差し迫った緊張感やハラハラは正直全然無いが、無いということに安心感があり、ゆっくりとある意味ダラダラと観ることができる。
昨日、子どもに青崎有吾さんの『地雷グリコ』を貸したのだが、面白かったみたいで、深夜2時まで読んで一気に読了したらしい。そして、寝不足らしい。
自分は、数日にかけて読んだので、一気に読んでしまうと思わなかった。350ページほどの小説を苦もなく一気に読めることは良いことだなと思いながら、小学生読者も惹きつける魅力がある作品なのだ、と改めて感じる。
14時頃にエアコンの掃除業者の人が来る。2時間弱くらいの掃除。
最近、リビングのエアコンの効きがあまり良く無く、買い替えることも考えたが、掃除して良くなるなら、と思って頼んでみた。結果、掃除後の風量が全然違う。一気に効きが良くなって、今までと同じ温度設定ならむしろ寒いくらい。少し高かったけど、掃除して良かった。
0715 休みじゃない祝日
世間は海の日で休みらしい。うちの会社は、祝日は休みじゃないので、いつも世間の祝日に疎くなってしまっている。
朝起きて外を見ると、やはり車の数が少ない。
今日も雨が降っている。
机に向かって本を読もうと思ったけど、少しのんびりしたくなって、ラジコを聴く。TAKARAM RADIOを少し聴く。渡邉康太郎さんの声が心地よく響く。前にも書いたかもしれないが、TAKARAM RADIOを全編聴きたいので、ラジコのエリアフリーを契約している。他に聴きたい番組ももちろんあるが、ラジコのエリアフリー契約するきっかけになった番組。祝日の早朝は外は静かで、渡邉さんの心地よいナレーションが響く。かなりゆったりとした気分になれた。
昨日の続きで『令和元年の人生ゲーム』の続きを読む。
第2章は、大学生ではなく、新社会人が物語の中心。少しづつ物語の雰囲気が変わってくる。時代の変化なのか、焦点を当てている登場人物が異なっているからなのか、少しづつ小説の雰囲気が変わってくる。
仕事に邁進する若者、プライベートを大切にする若者、会社中でそれぞれの価値観を持った同期たちとの会話が物語に厚みを与える。
TAKARAM RADIOで今回のゲストだった、歌人の伊藤紺さんが推していた、橋爪志保さんの、『地上絵』という歌集が気になったので、前半のサンプルを少し見た。関西地域の色が感じられる歌もあり、良かった。
「淀川は広いな鴨川とは全然違うなほとんど琵琶湖じゃないか」
「髪型を川べりの風にまかせて将来もずっと鴨を見ていたい」
0716 自己批判
今日もそれほど暑さはなく、けっこう涼しい。冷房を付けて寝ていると少し寒い。
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第2章を読み終えて、第3章を読む。時代は令和4年という設定らしい。2章で新社会人になっていた登場人物が、仕事の一貫で、チューターという位置づけで大学生40名ほどが入居するシャアハウスに住むことになったという設定。
正しいことをやりたい大学生の姿が描かれているが、とても当人たちは苦しそう。
半分くらい読んだところで、ある大学生の集団が間違った方向に進みだす。
「自己批判する」なんていう言葉も出てくるから、昔の学生運動や、あさま山荘事件が思い出されたりする。
Z世代ってこんな感じなのかな?なんて勝手に思ってみるが、小説として純粋の楽しいことは確かだ。どんどん読み進めたくなる。
今週の曲
おわり