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エッセイ・内省

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#恋愛

死に際に傍にいられる権利

最近、いろいろと考えることがある。 生理前で微妙に落ち込んでいたのもあるが、現時点でももやもや考えているので、ずっと引っかかっていたことなのだと思う。 今年で私は30歳になる。私の母は確か28歳で私を生んだ。それよりは前に結婚していることとなる。 私はすでに28歳の私のことなど覚えていない。なにしてたっけ? 元々恋愛・結婚願望はなかった。何よりも自分の時間を奪われるような感じがして、自由を奪われる感じがして気が向かなかった。 当時の同僚には「いつの間にか彼氏つくって結婚し

ゆるい鎖で繋がれた首輪

しばらく書く勇気がなくて自分の中に留めていたのだが、そろそろ時効だろうというのもあって書いてみることにする。 定期的に言う、私が言葉に縛られていたの件についてだ。私が本音で話さなくなったきっかけについてだ。 性的なことを直球で書いていくことになるので、苦手な方は回れ右。あらゆる伏せ字も今回はしていない。 あと、赤裸々に私の過去について書いています。 まあ、ネットですし、私が嘘を交えたり、誇張表現している可能性も過大にございますからね。 それでもよろしければ、どうぞよしなに

¥500

「愛してない」のひとことが刺さっていて

今の会社に長く務めているんだけど、何年か前にマルチ紛い商法が会社で流行った。周囲の同僚や後輩がとある社員によって声をかけられ、パーティーや顔合わせに連れて行かれる。 私の周りは勧誘されるのに、自分だけなぜか声をかけられなくてしょぼーん(´・ω・`)となった記憶がある。 当時は今ほど自己主張は強くなく、ガチでずっと話を聞いてるような人だったはずだった。 怖いもの見たさで行ってみたい気持ちはあったんだけどなあ。どんだけ矛盾していて、どろどろしてるんだろうって思って。 会社で流

恋の季節

ここ最近、都々逸熱が再熱して、本を読み漁っていた。短歌や俳句も良いが、より人の営みや情景、情緒が表現されているような感じがして都々逸が好きだ。 ちなみに、都々逸とは、 江戸末期に初代の都々逸坊扇歌(1804年-1852年)によって大成された、口語による定型詩。七・七・七・五の音数律に従う。 ものだ。有名なのがいくつかあるが、口ずさんでみると意外とリズミカルで口馴染みがいい。 さて、冬について語りたいことばは想いを散らしてしまう ふたり黙つて冬の酒 色恋抜きだという猪