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完璧主義の【↓落とし穴↓】

こちらも全編無料です!

今回は僕の失敗談を交えて完璧主義の方に待ち構える「落とし穴」についてお話していきたいと思います。

完璧を求める原因

人間、誰でも短所は無くしたいものです。苦手なことが無くて、どんなことでも完璧に出来るなら、それは嬉しいですよね。

男性で言えば、高収入で仕事ができて、男らしい身体つきで、清潔感があって、優しくて、それでいて奥さん思いで、かつ育児にも積極的で子供にも好かれて、料理でも掃除でも夜泣き対応でも何でも来いや〜! 

こんな方がもしいたら、それはきっと素晴らしいですよね。

これを読んで、「そんな風になりたいなぁ…」と思う方と、「別にそれは良いかな」と思う方が恐らくいらっしゃるかと思います。

ちなみに僕自身は「そんな風になりたいなぁ…」と思いがちです。以前から、僕は強い完璧主義の性格傾向がありました。

僕が完璧を過度に求めてしまう原因は「自己肯定感の低さ」でした。実は、これに気がつくまでかなりの歳月を要しています。

実際、完璧主義になる一因として「自己肯定感の低さ」が挙げられています。

他にも生まれ持った性格傾向(負けず嫌い、真面目、他者と比べる等)、家庭環境(1位や満点以外は許さない、失敗を過度に責められる)なども影響するとされています。僕の場合は、どちらもしっかり当てはまっています。 

ここでは、この自己肯定感の低下による完璧主義に着目してお話を進めていきたいと思います。


完璧主義による底なしの落とし穴

完璧主義の主な原因については既にお話しました。ですが、これも厄介なことに完璧主義が自己肯定感を更に押し下げてしまうのです。

【完璧主義による負のループ】
完璧にしたい→失敗して自己肯定感ダウン
自己肯定感が下がって→完璧主義が強化
→更に完璧を求めて失敗→…以下無限ループ

以前の自分は、自己肯定感の低さが原因で色々と拗らせていまい、ドン底まで堕ちた経験があります。

これは、以前の記事「非モテから脱却したときの体験談」の副作用で、あれから更に自分を完璧にしたいという方向性の誤りから生じてしまった経験です。
 
自分を変えたいと思うことはとても良い心がけです。だけども、完璧を目指すのは危ないこと。必ずいつか破綻します。これは多くの人に知って頂きたいです。僕と同じ失敗をしないためにも。


恋愛における弊害

完璧主義は恋愛や結婚においても弊害を与えます。マッチングアプリで出会った僕は、ある女性と順調にお付き合いをしていた、はずでした。

デートプランも入念に考え、下調べと事前チェックも欠かさず、外見のケアも完璧に、女性としての扱いも完璧を目指し、隙のないエスコートを毎回実現してみせました。

ですが、数ヶ月後に思いもよらぬ別れを迎えたのです。要約すると以下の文面が送られてきました。

「〇〇さんは、一緒懸命尽くしてくれているのに申し訳ないんだけど、正直何を考えているのか分からない」
「人として尊敬してるけど、男性としては好きになれない」

愕然としました。凄まじい衝撃でした。完璧を目指したが為に、皮肉にもそれが裏目に出てしまったのです。これは相当に凹みました。。

だけども、この衝撃から僕は学びました。完璧であることは誰も望んではいない。完璧を求めることは自分を無くしてしまうことだと。

例えるなら、薄化粧は元の人間が誰だか分かりますが、特殊メイクをしたら元が誰だか分からなくなります。

そんな完璧過ぎる特殊メイクをした結果「何を考えているのか分からない」に繋がってしまったのです。

脱・完璧主義から得られたもの

衝撃的な破局を乗り越え、今の妻との出会いに繋がります。
初めてのデートは流石に十分な計画を立てて臨み、無難に終わりました。

2回目以降のデートは、少し隙を見せて望むことにしました。僕が行ったことのあるカフェと、行ったことのないカフェ、どちらが良いか選んでもらったのです。

すると彼女の回答は即答で「行ったことの無いカフェ」でした。つまり、入念な下見をすれば間違いが無い、という僕の考えこそ間違いだったのです。

「行ったことのあるところじゃ、〇〇くんもつまらないでしょ?」

と彼女が言いました。お互いに初めての場所を一緒に楽しみたいという、かつて感じたことのない価値観に触れた瞬間でした。人間同士のお付き合いなのに、何故あんなにも型にはめようとしていたのか。過去の自分の過ちにはっきりと気付かされました。

大切なことに気が付かせてくれた彼女に対して、僕は一緒にいたいと強く思いました。そうしてお付き合いが始まり、結婚し今に至ります。

恋愛に正解はない。完璧なんてものもないのです。そんなことは聞かれたら分かっているはずなのに何故完璧を求めるのでしょう?

それこそ、まさに自分への自身の無さ。つまり自己肯定感の低さの表れです。完璧に勉強して100点を取れるのはテストだけですよね。

巷には数え切れない程の恋愛のバイブルがあふれています。確かに、それらの内容は「その価値観を持っている女性」に対しては非常に有効です。

だけども、教科書通りの人間は存在しないということは常に頭に入れておくべきだと思うのです。これが僕が実体験で学んだ大きな教訓です。

余談、 まとめ

ちなみに、お付き合いを初めてから分かったことですが、自分で完璧と思っていたコーディネートも、彼女にはイマイチだったようでデートのついでに服も彼女に選んでもらいました。
「うん、〇〇くんらしくて良いかも」と。勉強してきたモテファッション理論からはだいぶ外れていたのですが、確かに自分らしくて妙にしっくりきてしまいました。

結局のところ、完璧にしようと思っていたことが実は欠陥だらけで、自分を無くしてしまうだけだったのです。

もちろん、モテるための努力は大切です。ただし、それが完璧を目指そうとして自分を極端に偽ったり、無茶な方向に自身を変えたりするようであれば、一度自分を見つめ直し軌道修正をした方が良いでしょう。

誤った方向で待ち構えるのは底なしの落とし穴かもしれません…。お気をつけて。

ここまで読んで頂きありがとうございました!

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