「somo somo! ラジオ」 第6回「会社が成長を目指す中での歪み」

巷で話題の「哲学対話」を、哲学シロウト達が実践するラジオ。一つのテーマを掘り下げて考えます。

【タイムテーブル】
〜3:55 オープニング
〜26:44 フリートーク「会社が成長を目指す中での歪み」
〜36:00 モクさんの本棚「東京貧困女子」
〜36:52 エンディング

【出演者】
編集長 フク
ご意見番 モク

【リンク】
青二才の哲学エッセイ vol.4
「会社の成長に水を差してみる」
https://note.com/philosophy_ch/n/n19baaf998c2a
このエッセイを元に哲学対話を展開していきます。

「東京貧困女子」書評
https://www.philosophy-ch.com/book/detail/42

【概略】
(モク)売り上げを伸ばすこと、利益を増やすことが会社の一番の目的だと思っている。
会社が成長することで、お金を生み出すことで社会に貢献できる。
仕事が増えることが嫌な人は、目的には寄与していないということになってしまうのではないか。
どの会社で働くかという選択権はある。選んでいるのは自分である。
「利益以外の新しいモノサシが必要」というフクの意見はどういう思いがあるのか?
(フク)うちの会社の場合、仕事を持ってくればくるほど利益は出るが、その分だけ働かせなければならない。
働き手の満足度も加味する必要があるのではないかと思ってこういう意見を書いた。
経営陣の独りよがりになるのではないかという懸念がある。
(モク)利益はわかりやすい指標。否定はできない。目標にしやすい。やりがいは具現化しにくい。
働き手にも選択肢はあるので、情報を集めることを放棄しているから文句という形になってしまうのでは?
もしフクが会社を立ち上げるとしたらどんな会社にしたい?
(フク)そもそも利益を上げるまでのやり方に納得がいってないからこういうことを書いたのではないか。納得していたらそもそもこんなこと思わない。
納得する何かがあれば人は動いてくれると僕は思っている。
話し合いを大切にしたい。
(モク)話し合いの場が設けられたのに、全く違うことになったという経験もある。
別に話し合いで決まるものが全ていいものだなんて思ってないけど、それになるならその理由をちゃんと言ってほしい。そういうステップが削がれるから納得がいかない。
まあ上のせいにだけにしないで、部下から聞きに行く姿勢も大切だとも思う。
(フク)僕としては部下が言いやすい雰囲気を作って欲しいですけど。
(モク)それはお互い様の面もありますよ。歩み寄りが大切。

【フクの編集後記】
会社の中で話し合いを重ねることの大切さを改めて感じた。ただ、「会社の成長ってなんなんだろう」というモヤモヤは残る。「なんのために利益を上げるのか」そこに納得が欲しい。


哲学ch HP
https://www.philosophy-ch.com/

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