イタリアワインを楽しもう③・・ピエモンテ州とそのワイン
まずピエモンテ州とはどこ?
イタリア北西部に広がるイタリアでもやや大きい州です。ピエモンテとは「山の麓」の意味で、その名の通りアルプス山脈の南側に広がっています北はスイス、西はフランスと国境を接しています。歴史的にみてもフランスとの繋がりが深く、長年この地を支配したサヴォイア王家はフランスのサヴォワ地方出身であることからフランスの影響が強い地域ですね。それは食文化にも多く表れています。州都はトリノ。そうトリノオリンピックの開催地です。
トリノの街、道行く人は皆キチンとした服装の人が多いですね、派手ではないけどオシャレ。真面目な人が多い印象。
トリノは美食の街、スイーツやチョコレートの街でもあります。ナッツのペーストを混ぜた「ジャンドゥイエット」は有名ですね。
ピエモンテのワイン生産地
話をワインに戻しましょう。ピエモンテでは広い地域でブドウを栽培していますが、代表的なのは「アスティ Asti 」そして「アルバ Alba」です。
「アスティ Asti」
この地方のDOCGアスティは通常甘口の発泡性ワイン。「アスティ・スプマンテ」と呼ばれていて世界的に人気のワインです。またガス圧2バール以下の発泡性ワインは「モスカート・ダスティ」と呼ばれていてこれも人気です。両方とも「モスカート」という白ブドウから作られていてアロマティックでフルーティ、飲み口の良いワイン。タルトなどのデザートやフルーツに良くあいますね。
また、バルベーラという黒ブドウからDOCGバルベーラ・ダスティが作られます。バルベーラという黒ブドウを一番に活かした熟成にも耐える素晴らしいワインも多く存在します。
「アルバ Alba」
そして「アルバ」
イタリアのみならず、世界的にも最重要な産地の一つですね。ネッビオーロ種から作られる「バローロ」「バルバレスコ」を擁します。また「ロエロ」や「ドルチェット・ダルバ」なども注目の産地です。また白トリュフの一大産地でもありますね。アルバの白トリュフとバローロ、バルバレスコは世界中のワインラヴァーの垂涎の的となります。
セッラルンガ村から撮ったバローロの畑
結論から言いますと「バローロ」「バルバレスコ」はマスト。
イタリアワインを知る上で、いえ世界のワインを知る上でピエモンテ州のワインは外すことはできません。特にアルバ地方で作られる「バローロ」「バルバレスコ」はフランスの「ボルドー」「ブルゴーニュ」と並ぶほどの偉大なワイン達と世界で認識されています。
イタリアワインを楽しもう④・・バローロとは? に続きます。
今日のワイン・・アスティ ・スプマンテ ラ・セルヴァティカ NV / ラ カウドリーナ (希望小売価格3,190円→20%OFF 2,552円)
種類 スパークリングワイン/甘口
生産地 ピエモンテ州/イタリア
ブドウ品種 モスカート・ビアンコ100%
容量 750ml
表示アルコール度数7 %
マスカットや色とりどりのフルーツの華やかな香り!軽快で飲み口の良いイタリアのスパークリング!
ソムリエ T モスカート種はイタリア全土で栽培していますが、特に有名なのがこのピエモンテ州の「アスティ」と「モスカート・ダスティ」半甘口でアルコール度数を抑えているので、飲みやすいワインが多いです。
ソムリエ K このカウドリーナのスプマンテはエチケット(ラベル)は可愛らしいですが、味わいは本格的!本場ピエモンテでも人気の造り手です。