![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129449337/rectangle_large_type_2_708966bd76736c1bd658c8d7b22d8da5.jpeg?width=1200)
🇨🇭スイスに関わる人々は優しい
スイスワインの魅力にコミットした発信活動を始めて1ヶ月が経過した。
そのなかでの気付きは「🇨🇭スイスに関わる人々は優しい」ということ。
今回は、その具体例を挙げ、私が経験したスイスの魅力を記していく。
病に倒れる前は、いくつかの国の大使館・領事館主催のワインイベントなどでテイスティングをして、来日された造り手さんにコメントやアドバイスをさせていただいた。
![](https://assets.st-note.com/img/1706518720052-KVzCcsy1t1.jpg?width=1200)
ワインが縁でその国に対するラポールが生まれ、友好関係の架け橋となるべく、その国との友好協会に入会申込みをすることもあった。
そこでの気づきは、
「大使館・領事館のネイティブスタッフは優しい。しかし友好協会の日本人スタッフは冷淡」ということだ。
入会申込みをするもいつも塩対応。
その理由は、友好協会の母体はその国と貿易関係のある大企業がほとんど。
協会のトップを含め、理事と事務局スタッフは日本人。
入会規約に、
・会員の推薦人が1名ないし2名以上必要
・推薦人がいない場合、理事による面接で決定
・それらに合格すると総会で入会可否を決定
ウェブサイトでは個人会員歓迎と書いてはいるが、それは名ばかりで当該企業関係者及び取引先・許認可官公庁のVIPのみが会員になれるようだ。
つまり、私のような一般庶民はお呼びでないのだ。
そのような訳で、
・申込みをしても返答すらもらえない。
・にべもなく断られる。
面接にすらたどり着けず、まるで就職氷河期の就活生のようだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1706751213464-gb39GbRXXB.jpg)
そのたびに自分の社会的身分の低さを思い知らされた。
冷静になって、それら友好協会のウェブサイトを見直すと、パーティー参加者は、ほぼ日本人でネイティブは1名か2名しかいない。
ワインも当該国以外のワインが提供されている場合もあった。
入会出来なくて正解だったようだ。
それ以降、このことがトラウマとなり友好協会の日本人と関わることを避けてきた。
しかし、スイスワインは日本国内での流通が限られ、その研究が深化すると、どうしてもSwiss Society of the Kansaiと関西日本・スイス協会に入会して知見を広める必要に迫られた。
そこで、またイヤな思いをすることを覚悟し、ダメもとでアプローチを試みた。
すると「🇨🇭スイスに関わる人々は優しい(もちろん日本人も)」との気付きを得た!
![](https://assets.st-note.com/img/1706756901385-nutffuZ73j.jpg?width=1200)
🇨🇭Swiss Society of the Kansaiのケース
英語のウェブサイトから申込をするとスイス人担当者から、ほぼ即レスで入会歓迎の英語メールが来た。
会費は3月の総会時に支払ってくれればOKとのこと。
拍子抜けするほどの速さと優しさだ。
理事メンバーの9割はスイス人と思われる名前が記されている。
会自体が在日スイス人で組織されているようで、 私が海外赴任時に入会していた日本人会みたいなものだ。
この会がスゴいのは、在日スイス人会なのにスイス好きの日本人も歓迎して会員になれるというオープンマインドだ。
排他的な某友好協会の日本人スタッフたちに爪の垢でも煎じて飲ませたいと思った。
🇨🇭関西日本・スイス協会のケース
1月初旬に意を決して入会等の問い合わせの電話をした。
担当の方は、親身になって話を聞いていただき、私の願いがかなうよう考えてくださり適切なアドバイスをいただいた。
その後も、迅速丁寧なメールのご対応と多大なご尽力していただいた。
嬉しかったのは、本サイト『🍇ソムリエ シャスラ🇨🇭ワイン 自己紹介』を読んでくださり、私のスイスワインに対する情熱に深いご理解を示してくださったこと。
この親切で聡明な担当者の方のおかげで、それまで抱いていた友好協会の日本人スタッフは冷淡という負のイメージが払拭された。
🇨🇭在日スイス大使館&在大阪スイス領事館
スイスワインに関する3つの質問をメールで東京の在日スイス大使館へ送らせていただいた。
すると翌日に、「あなたがお住まいの場所は関西なので、在大阪スイス領事館の担当者から連絡します」とのメールをいただいた。
そして翌日、メールでかなり詳細で有益な回答をいただいた。
スイスワインを研究するうえで、重要な情報が盛りだくさんでとてもありがたかった。
また、スイスワインに関するパンフレットをいただけるとのことなので、1月中に受け取りに行くと連絡させていただき。お伺いさせていただいた。
![](https://assets.st-note.com/img/1706757289430-gWKic1jQLQ.jpg?width=1200)
在大阪スイス大使館の方々は、駐日領事をはじめスイス人スタッフ・日本人スタッフすべてのみなさんがフレンドリーで親切だった。
特にメールを送っていただいた日本人スタッフの方は、様々なパンフレットをくださり、その内容を丁寧に教えてくださった。
![](https://assets.st-note.com/img/1706758367270-dk9IQ3cPI0.jpg?width=1200)
その目配り・気配り・お心配りに深く感謝の念を抱いた。
これまで述べてきたことの総括として、
「大使館・領事館のネイティブスタッフは優しい。しかし友好協会の日本人スタッフは冷淡」という経験則が
↓
「🇨🇭スイスに関わる人々は優しい(もちろん日本人も)」へと上書きされたのだ!
では、なぜ「🇨🇭スイスに関わる人々は優しい(もちろん日本人も)」のか?
その理由がわかる出来事があった。
![](https://assets.st-note.com/img/1706759099270-G0YATckF3O.jpg?width=1200)
上記は、在日スイス大使館のXで、「スイスが世界持続可能な競争力指数2023で4位にランクインしました」という投稿だ。
これを見た瞬間、「スイスはさすがだ」、「スイスは凄い」、「スイスおめでとう」と思った。
同時に、Xをはじめとする各種SNSやマスメディアの報道で「日本バッシング」に慣らされてしまっている身からすれば「日本はダメなんだよな」と自虐的思考になった。
しかし、次の行で「日本は12位でしたが、ヨーロッパ以外からトップ20
に入った唯一の国です」との記述が・・・
「スイスって、なんて思いやりのある優しい国なのだろう」
自国の実績を記述するだけではなく、駐在国である日本に対するリスペクトを忘れず、我々日本人をポジティブにする配慮と思慮深さに感銘した。
国を代表する機関がこのようなスピリットを持っているからこそ、それに関わる人々が日本人も含めてフレンドリー&ハートウォーミングだということを実感した。
それが、スイスの魅力なのだ!
自分自身(🇨🇭スイス)を主張しすぎることなく、相手(🇯🇵日本)を引き立てハーモニーを醸す。
🍷ワインが主張しすぎることなく、🍣料理を引き立てマリアージュというハーモニーを醸す。
これって、スイスワイン シャスラ🍇の特徴ではないか!
だから、私はスイスワインとスイスが好きなんだと実感した。
スイスワイン🇨🇭それはワインラバーに残されたファイナルフロンティア
お読みいただきありがとうございました。
アビアント(à bientôt)
この記事の執筆者
🇨🇭ソムリエ シャスラ
スイス プロフェッショナル ソムリエ協会(ASSP)所属ソムリエ/国際唎酒師(英語)/世界唎酒師コンクールクォーターファイナリスト
もうひとつのブログを書いています。