トラウマ
受精して約1年、生まれてから最初の3年、合計4年がある人のその後の人生に与える影響は大きい。
いや、大きいなんて言う言葉じゃ語れない、その時の経験がその後の人生のすべてを作ると言っても過言ではないと私は思う。
それは同時に過去世や、ご先祖様のカルマ等と重なっている。
アドラーはトラウマないといい、そのようなものの見方は革新的だし、ある成長段階においてとても役に立つと思うが、
過去と言う後ろを振り返り、そのトラウマを扱ってやる時期と言うのが必要な人は少なくないのではないかと私は思う。
とは言え、その最初の4年間についた傷、トラウマを、言語獲得期以前の傷、プレバーバル、アーリートラウマなどと呼び、
脳が充分発達する前の傷なので、ほとんど記憶がないのが厄介だ。
言葉が話せるようになり自分の感情を認知できるようになった後の傷は、話し受け止めてもらったり、自分で受け止めることでも癒されていくが、
この言語獲得期以前のトラウマはそうはいかない。
何しろ意識できる記憶がほとんどないのだから。
あなたがたくさん自分のワークをしてきたにもかかわらず、扱い切れない何かがあるとしたら、課題はここかもしれない。
乳児の時に親に見捨てられるような体験はもとより、あなたがお腹の中にいる時、お母さんがタバコを吸っていた、お父さんに殴られた、あるいは転んだ、
と言う心理だけではなく物理的なショックもまたあなたにトラウマを与える。
このトラウマは、遺伝の次にあなたの性格に多大な影響与え、いやあなたの性格を形作る大元のひとつになっており、
それはあなたの体の生理状態に現れている。
主に自律神経に。
自律神経の状態があなたの心に与える影響は計り知れない。
しかしながら、自律神経の状態=あなたの性格ではないだけではないし、あなたの人間としての成熟度ではないと言う事は面白いことだ。
その最初の4年間のおかげで、もしかしたらあなたは、繰り返し繰り返し同じような心の状態を体験するかもしれない。
何度も気づきにいたり、自分に向き合い、自分を癒してきたにもかかわらず、ちょっとしたきっかけでまた同じ傷が疼くのが一生続いたりするのは全くうんざりすることだが、
少しずつでも、扱い可能になってきたことを祝福するしかないだろう。
一生続く、といったが、もちろん全てがそんな事はなく、例えば私を例にとれば、とんでもなくたくさんの傷が癒され、以前とは比べ物にならないほど生きやすく、豊かに毎日を送っている。
じゃあどうすればいいのよ、そみさん、というのは、日ごろからぼちぼち発信しているし、実際癒しにつながるワークを提供している。
私なりの長い話を短くして1番結果が出やすい方法を、あれこれ提供してるつもりだ。
そしてその傷の下には必ず、あなたならでの贈り物であるユニークな才能と、あなたの本質が隠されている。
今日はここまでで勢いが切れたのでおしまい。
全く無責任な終了だが、少しでもかけたことが嬉しい。
なんか、ぴんときたりうずうずしたりした人はコメントしてね。

写真は数日前までいた沖縄のホテルのロビーにて。