自分が何者でもないことに恐れるINFJ大学生
こんばんは、Nariです。
先日、愛聴しているラジオ「BIBLIOTHECA」でこんなことが話されていました。
"Nagative Capability"
どっちつかずの宙ぶらりんの状態、何者でもない状態に耐える、そこにい続ける。「何かしらやらないと!」と飛び込むのではなく、「これだ!」と思わないものには短兵級に飛びつかないことも一つの能力。
「学生→社会人」への切り替えの際にニュートラルゾーン(何者でもない期間)がない。人生の要所要所にニュートラルゾーンをつくるべきだ。
日本では、大学3年生になったら就活をして卒業と同時に就職しなくてはいけない、という風潮があるが、海外では卒業後2年間、就職せず旅に出たりする風潮がある。
人生の要所要所に、ニュートラルゾーンを設けることはとても大事なのではないか?
と、このようなお話です。
これを聞いて考えたことは、「自分が何者でもない期間に耐えられる人ってどのくらいいるのだろう?」ということです。
先日、高校を卒業し、どこにも属さない浪人生(浪人生こそ何者でもない状態というのだと思います)となった妹を見ていて、「そういえば、私の人生には何者でもない期間ってなかったな」と気付かされました。そしてそのことが少し怖くなりました。
ほとんどの大学生(浪人を経験した方以外)は、生まれてからずっとどこかに属してきたわけで、どこにも属していない、何者でもない期間なんて経験していないのです。
「そりゃみんな焦って就活するわ。」と思いました。何者でもない状態になったことがない。何者でもない自分に慣れてない。そりゃあ、早く就活して、次の属する先を見つけないと怖いです。当たり前です。そうしないと、卒業後、何者でもなくなっちゃうから。
多くの学生がみんなこぞってこの時期に就活をする本能的な(?)理由が分かったような気がしました。そして、私が就活していない自分に嫌悪感を抱いたり、不安や恐怖を覚える理由も分かった気がします。
そしてそして、それと同時に、私は少し「何者でもない期間」に挑戦してみることに興味が湧いてしまいました。
何者でもなかった期間がある人に、ぜひお話を聞いてみたいです。
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