ねこのこと③
『覚えてもらえなくとも』
私の姉は猫の名前を覚えられません。
たまに会うといつも名前を聞かれます。
黒い毛で、お腹にちょっぴり白い毛がある子が〝ソメ〟。
白い毛にサバトラ、クレオパトララインのある子が〝イト〟です。
姉は猫におもちゃを買ってきてくれたり、遊んであげたりと、猫に良くしてくれます。
姉が来ると、ソメもイトも寄って行ってスリスリしています。
姉の事をとても好意的に思っている様です。
半年に一度ぐらいのペースでしか会えなくとも、姉の事は覚えているのだな。と、姉と猫の絆に感心する私です。
そこに名前なんて関係ないのだ。と。
そしていつの間にか姉が猫達のことを、
〝クロ〟 〝エジプト〟
と、呼んでいても。
2匹は何にも気にしていません!
2匹は姉と姉がくれるお土産の紙袋が大好きです!
《名称なんて小せぇ事ッ!そんなこたぁ気にしねぇッ!我が家の猫は器がデカイッ!》