ライターでもwebデザイナーでもありません。猫、観劇、本、食、映画が好きです。 寺社仏閣、着物も好きです。一度興味を持つと、とことん好きになるが、熱しやすく冷めやすいタイプ。(占いによく書かれてる) SNSのなんたるかを未だ解っていないので不安でいっぱい。 世の中ままならない事だらけですが、楽しい事、感動した事、不思議な事。 そんな日々の事を書いていければと思います。 かしこ
●『草木も眠る丑三つ時に』 どこからともなく音がする。 カツンッ…… カツンッ…… 寝ていた頭に届く音。 カツンッ…… 怖い。 怖くて目が開けられない。 カツンッ…… 〝何か〟が床にあたっている? 完全にハッキリとした頭で、しかし目だけはしっかり閉じていました。 目を開けた瞬間〝何か〟を目撃したら怖い。4時44分だったら怖い。 とにかく良くない事ばかりで怖い。 カツンッ…… カツンッ…… 止まない音。 音はどうやら廊下から聴こえてくる。 部屋の
『抱っこさせてくれない』 我が家の猫は抱っこさせてくれません。 ソメ(鰻の様な艶やかな毛)は抱っこをすると、全力で体をねじります。そのままぬるりと腕から逃げていきます。 そんなにか…… 悲しい気持ちになりますが、無理矢理はダメ絶対。ストレスになってはいけません。私はハゲても猫をハゲさすわけにはいきません。 イト(目が大きい)は抱っこをすると、悲しそうな顔で私を見つめます。うるうると小さく鳴き、そっと出した前足を私の顔に押し当てるのです。 ご、ごめん
『覚えてもらえなくとも』 私の姉は猫の名前を覚えられません。 たまに会うといつも名前を聞かれます。 黒い毛で、お腹にちょっぴり白い毛がある子が〝ソメ〟。 白い毛にサバトラ、クレオパトララインのある子が〝イト〟です。 姉は猫におもちゃを買ってきてくれたり、遊んであげたりと、猫に良くしてくれます。 姉が来ると、ソメもイトも寄って行ってスリスリしています。 姉の事をとても好意的に思っている様です。 半年に一度ぐらいのペースでしか会えなくとも、姉の事は覚えてい
『覚えてもらえない』 我が家には猫がいます。2匹います。女の子です。 私には姪がいます。難しい言葉を知っていて叔母は尊敬しています。 当時高校生の姪と電話をしていた時のことです。話の流れで我が家の猫の話に。 姪 「猫の名前ってなんだっけ?」 質問に答えようとする私でしたが、姪がそれを遮りました。 姪 「待って!思い出す!」 姪は昔から自らで努力をする子でした。 姪 「あ!黒い毛の子は、ソメ!」 正解。 まず自分で考えてみる。 そんな姪にとても感
『こんにちは。猫ちゃん』 我が家には猫がいます。 2匹います。女の子です。 当時、生後4ヶ月(推定)で保護され、地域の保護猫活動をなさっている方から、縁あってウチにやって来てくれました。 黒い毛で、お腹にちょっぴり白い毛がある女の子を〝ソメ〟 白い毛にサバトラ、クレオパトララインのある目がクリクリした女の子を〝イト〟 と名付けました。 最初の内は些細な音にも驚いてトイレに飛び込んだり、飛び込んだトイレの砂を食べようとして大慌てで止めたり。全然鳴き声を発さない